※今回は珍しく(ネット上限定ではあるものの)時事ネタです。
10/18、衝撃的なニュースが二つ続けてSNSに流れてきました。
当該のニュース
“ また、このライセンスにはXの機械学習やAIモデルへのコンテンツの使用やトレーニングの権利も含まれている。また、Xは他の企業や組織がユーザーのコンテンツを利用できるようにする権利も有している。”
X、ユーザーコンテンツのAI学習について規約に明記(アスキー) – Yahoo!ニュース
“ X(旧ツイッター)は17日、ブロック機能の仕様変更を発表した。これまでブロックした相手に自分の投稿は見られないよう制限されていたが、今後は閲覧することが可能となる。機能の変更に、ネット上ではさまざまな意見があがりXトレンド1位の大反響。また、芸能界からも声が上がっている。”
X「ブロック機能」の仕様変更 ユーザー大混乱…芸能界も不安視 中川翔子ら「トラウマになっている」(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュース
意見
私は当該SNSをそこまで深く利用しているわけではありませんが(※後述する目的)、検索やタイムラインなどで観測した限りでは「かなり深刻な問題では?」という意見が多く飛び交ってました。今までの規約や仕様変更の事例であれば「ユーザー母数が多いから、寂しくてすぐに戻ってくる」という流れでした。実際上記の変更にあまりデメリットを感じない方であれば今回もそういう方向に行くと思ってます。
しかし私は両方とも激しく困るわけです。
AIに関しては自分が絵を描いている人間であるため、学習されることについては結構引っかかりますし(私ぐらいの画力であれば学習されないとは思いたいですが)被ブロック者の閲覧拒否についても今まで助けられたところはあったため、両方とも自分の想定外の方向に変更されるとなると、自分はここにはいられないかもしれないな…と考えるわけです。自分には珍しく、キャンセルカルチャー(不買運動)的な気持ちが芽生えつつあります。
ですが、私は一年ほど前から個人サイトを動かすようにしていました。AI学習までは完全に逃れられませんが、アクセス制限については個人サイトの方が有効なため今後SNSをやめることとなっても居場所が守られるわけです。
個人サイトは人が来ないよ!という意見も多いですが、私は拍手ボタンが1回押される程度でも嬉しいためそれは大したデメリットでもありません。SNSは個人サイト宣伝用と交流用にしているため、多くのイラストがサイトにあったりします。ギャラリーのページもインターネット上で配布されているCGIやPHPで管理していて、自動的に並べてくれるため本当に助かっています。
ただ、サイトを作るにあたって一番のハードルって「構築が面倒」なんですよね。私は自由度を求めてHTMLを使用していますが、サイト作成ツールが付属しているサーバーを使っても慣れていない人はかなり面倒だと思います。自動的に絵をまとめてくれないし。そのため、完全な個人サイトへの回帰はないかなと考えております。AI対策がされたギャラリー特化のサービスもあるため、そちらを検討するのが楽かもしれません。
サイト構築の手間を考えると、中高生時代の自分の更新意欲ってどこから出てきたんだろう…と思いますが、選択肢が少なかったため、それどころではなかったかなと。
それでも今はCGI、PHPを使用した更新がメインとなっているため、自分の感覚では昔よりハードルが下がっています。自分は元々HTMLを打ち込むことが好きで物好きなのだと思います。
個人サイトについては今後も語っていきますが、今回の騒動で実感したことは「用意しておいてよかった〜」ということでした。
一番いいことは「ユーザー母数が多いSNSがユーザーにとって快適でいられること」だと思いますが、企業と個人で考えの差がどうしても生じる以上、難しいかもしれないです。私も補助的な媒体としては検討していますが、対抗サービスの利用を検討することが一番現実的かと思います。