きっかけ
退職後に新しい就労支援を受けるまでの間、以前の就労移行の支援員さんから「百均でスケッチブックを沢山購入して全部埋めてみないか?」という提案を頂きました。私は面談の帰りに百均で6冊のスケッチブックを購入し帰宅、翌日からスケッチブックの中身を埋めることにしました。
まずコストの低い画材を使用する必要があったため、アルコールマーカーはあまり使用せず色鉛筆か不透明水彩を利用することとなりました。とはいえ、アルコールマーカーがアナログ画材の中で一番見栄えが良いため、残りの低コストの画材でどう見栄えを良くするかを考えました。
試行錯誤した結果、私の中では「主線を油性色鉛筆にする」ことが一番見栄えが良くなったかなと感じました。インターネット上の作品を拝見していても、主線が目立ちすぎないということは大事だと思ったため、結構重要な点だと考えております。
始めてみた
開始から2カ月程度で全てのスケッチブックが埋まりました。その頃にはすっかり常用するようになったため、現在でもストックは購入しています。
ほぼ清書した絵で埋められているため、画力向上というよりは塗り方の練習の方が大きかったかと思われます。それでも色々な塗り方を試すという事はとても楽しいことでした。
その後描いた絵の一部をSNSに公開したところ、意外にも褒めて頂けたりしてアナログで描くことも楽しいなーと思いました。
アナログは基本的に本番一発なため、粗が隠せず人によってはデジタルより大幅に劣ると言われてますし、私もデジタルの方が上手いかなとは思います。それでもプレゼントしたり、イベントなどで描く場合はアナログも描けるようにした方が有利じゃないかという意見も結構耳にしたりもしました。そういう意味では自分の場合、上手く描けないから避けていたアナログを練習するようになったことはいいことかなと思っています。
その後、取り込み方にもコツがあるということも学び、最近はプライベートで運営しているサイトにもある程度載せるようになりました。
デジタルと使い分けることのメリットはもう一つあります。「PCやネットで疲れた時に気分転換になる」です!私はしばしば休憩することがあるため、かなり助けられております。
画材
紙は百均で購入できてある程度の品質である必要があるため、マルマンのB6サイズを利用しています。アルコールマーカーには弱いですが、色鉛筆や絵具には十分です。
色鉛筆はトンボ鉛筆と三菱鉛筆の普通の色鉛筆・水彩色鉛筆には三菱鉛筆のRainbowを利用しています。水彩色鉛筆はどうしてもコストが高くなりがちなため、木の部分を剥がせて削る手間を省けるというメリットがあるRainbowを選択しました。
絵具は透明水彩を使うほどの用途には利用していないため、ぺんてるのエフを購入しました。濁りは水で薄めればそこまで気にならない程度です。
アルコールマーカーは百均のものと、画材点にある低価格帯の製品を併用しています。コピックは自分には贅沢すぎると思ったため、フリースクールに寄付しました。