NEW GAME Ⅰ BOUGHT #02
2024年11月 近年で新作で買ったゲームの紹介 愛及屋烏
ゼルダの伝説 知恵のかりもの
リンクを失ったハイラルで
ゼルダ姫がゆく “カリモノ” の旅
Continuation from last page. 2-1 https://no-value.jp/column/90056/
メインキャラクター
ゼルダ姫
本作の主人公。 ハイラル王国の姫として、人々に愛され親しまれながら育つが、ある日ガノンにより誘拐され、『神トラ』よろしく、クリスタルに幽閉されてしまう。
誘拐から7日後、誘拐の報を聞き、遺跡を訪れた旅の剣士リンクによってガノンの手から救出されるが、帰ってきたハイラル城で再び発生した裂け目に王と側近が飲み込まれ、そこから出てきた偽のハイラル王により無実の罪を着せられ、正体を隠す形でハイラルを救う為の旅に出る。
冷静に考えると、いきなり魔物に拐われ結構な時間を幽閉された後、助けてくれた見知らぬ恩人は代わりに絶望的な状態となって追う事もできず、帰宅した直後に親や身近な人達も消え、同じ姿の偽物に心を癒やす暇もないままに投獄され、あわや処刑されかけ、母国は未曾有の危機。
自身は破魔や光のような直接戦う力がないのに魔物退治も必須……という、あまりにも踏んだり蹴ったりな経緯である。
ハイラル城や城下町の人々から聞ける話からすると昔からかなりわんぱくな所があったとの事で、冒険を繰り広げるのに相応しい勇気と知恵を併せ持った人物像が伺える。
本作では操作キャラという都合上、過去作のリンク同様にしゃべることがないが、イベントシーンでは身振り手振りで情報を伝えている様子を見るに文字が表示されないだけで実際には問題なく会話していると思われる。
偽リンクの不意打ち気味の弓の連続攻撃もさらりとスピンで矢を打ち払っている当たり、武芸も割と侮れない。
リンク
ゼルダ姫をガノンの魔の手から救った剣士。 物語の冒頭のみ彼を操作する。
いつもは紺色のフードを被っており、本気を出す時にそれを脱いでおなじみの緑帽子を被る勇者スタイルになる。
幼少期に神隠しで裂け目に飲み込まれるも生還。 他の子供の様に無気力状態にはならず、言葉を失うだけで済んでいる。
その後は地道に勇者活動を続けていたらしくインパの兄・ルーベリに見込まれ、対『無の世界』用の装備を託された。
裂け目の元凶が青い魔物・ガノンにあるのではないか?とガノンを追っている時にゼルダ誘拐の報を聞き、遺跡に急行、潜入(オープニング場面)した。
そこでガノンを倒した後に突如現れた裂け目に落ち、呑み込まれながらも放った弓矢がゼルダを囚えるクリスタルに直撃。このお陰でゼルダは脱出に成功したがリンクは行方不明となってしまった。
今回はゼルダとリンクの間には面識が無く、遺跡でガノンと対峙した際が二人の初対面となっている。誘拐から七日に現れて、颯爽と魔王を倒す、通りすがりの勇者様であった。
その為、ゼルダは旅を続けていくにつれ、彼がどのような人物で、どうして旅の剣士をしていたのかを徐々に知っていく事になる。
トリィ
ゼルダに協力する謎の精霊。
これまでの妖精と比べるとコログ族にも似た独特なデザインをしている。
遥か昔より仲間達と共に、ハイラルに現れる謎の裂け目を消していくのが仕事であった(世界に生じた傷口を塞ぐ、血小板のような存在といえる)。
しかし裂け目がいつまで経っても消えないどころか、徐々に被害が広がっている事に疑問を抱くが、自身もそこから出てきた青い魔物・ガノンに捕まり、体内にパワー源として囚われてしまう。
だがプロローグにてリンクとガノンの決戦を目撃。解放された後は広がる裂け目から逃げるゼルダ姫を出口まで誘導し、そのままゼルダについていった。
その後、王国を乗っ取られ、牢屋に閉じ込められていたゼルダにトリィロッドを授け、ハイラルを救うという目的が一致した彼女と大冒険に旅立つ。
妖精というよりはゴーレムのような無機質な感じで、自身の持つ使命を果たそうと一途で一生懸命。ゼルダや人々との会話でもあまり人の感情を理解しない様な発言が多く、心の細かな機微には疎い。 それでも理解していないなりに相手を気遣う等、優しい事は端々から伝わる。
ゼルダとの冒険を通じて、喜怒哀楽といった感情を徐々に理解していく様な様子が伺える。
また、彼以外の同族は、何者かによって全て無の世界に捕らわれた状態になっているという。
そこでゼルダは彼と協力してトリィの仲間たちを解放し、裂け目を閉じていく事が目的となる。
なお、普通の人はトリィの存在を認識できないが、一度無の世界に落ちた人や特別な素質を持つゼルダのような人は、トリィを認識し会話する事ができる。
to be next page. 2-3 https://no-value.jp/column/90145/