NGIB #03-1

NEW GAME Ⅰ BOUGHT #03

2024年12月   近年で新作で買ったゲームの紹介   愛及屋烏

ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ… HD-2D

前述

財布事情故に以前ほど購入頻度は多くは無いが、

それでもこれはというものは購入している。

ADV系は別コラムでこちらは他ジャンルのみ。

自叙

過去作のSFC版とGBC版はプレイ済み。久しぶりのドラクエⅢ。

エモいと噂のパッケージ版を探したが、転売ヤーの餌食になったのか

どこにも見当たらず、仕方がないのでDL版を購入した。

キャラを考えるのが面倒なのでオクトパストラベラーのキャラ名を引用。

相変わらず装備面で女キャラ優遇なのは草だった。

概要

ロト伝説三部作完結編。

プレイヤーはアリアハンの勇者・オルテガの息子(娘)として、世界を支配しようとする、魔王バラモスを倒す為に旅立つ。

DQI~IIIは、シナリオ的なつながりがあるだけでなく、ゲームとしても「RPG」という新たなジャンルを段階を追って世間に浸透させるという意図の元で構成された三部作となっている。

『DQI』でRPGの基礎を知り、『DQII』で仲間たちと協力しての戦い方や乗り物の獲得による行動範囲の広がりを学ぶ。                                                                                      そして、キャラメイク等を採用し、自由度を最大限まで高めた集大成として発表されたのが、本作『ドラゴンクエストIII』である。

対応機種はファミリーコンピュータ、開発は【チュンソフト】。

1987年(昭和62年)8月に発表され、翌1988年(昭和63年)2月10日に発売された。                                         移植を除けば昭和最後のDQ。

ROM容量はDQ1の2倍であった前作DQ2のさらに倍の2メガビット(256KB)で、バッテリーバックアップ搭載によって従来のパスワード方式が廃止され、RAMによる【セーブ方式】に切り替わった。                                     一方でトラウマの代名詞、データ喪失の歴史も始まったと言える。

DQ1では勇者1人旅でのRPG入門編、DQ2では3人パーティプレイや船の導入、と段階的にゲームシステムを発展させてきた。                                                                            本作ではその仕上げとして、職業と性別を自由に選べるキャラクターメイキング導入し最初から4人パーティを組めるようになり、ダーマ神殿での転職システムも導入されてパーティの自由度が向上。                                 呪文の種類も大量に増加した事で戦術の幅も広がった。

昼夜の概念も登場し、更に複数のワールドマップが登場した事で、NPCの台詞数のボリュームも大きく増大。

ストーリー面では勇者の一族【ロト】にまつわる一連の物語の完結編でもあり、最後までゲームを解き進める事によってDQ1との繋がりが明らかになる。

マスコミを騒がせるほどの社会現象を巻き起こしたことで有名な作品。1970年代生まれの所謂ファミコン世代の日本人は「ドラクエ」といえばこの作品が真っ先に浮かぶ人も多いだろう。

本作によって「ドラクエ」の知名度はFCの主なユーザーである当時の子供達のみならず大人の間にも広まり、国民的ゲームと呼ばれる様になった。

本作の発売後からは、エニックス自身(当初は関連会社)の手によるDQシリーズの書籍や人形・ぬいぐるみ・文具などといったグッズ展開、マンガ・アニメなどのメディアミックス展開も盛んに行われるようになる。

当時の社会反響

前々作と前作がブームを巻き起こした事で、本作が発表された際には各ゲーム誌が、こぞって特集記事を組む様になり、開発中の画面を見せながら、色々と予想する様な文章が見られた。

特に徳間書店インターメディアが発行していた『ファミリーコンピュータMagazine』は、1つ1つの画面や戦闘システムを細かく分析したりしていた他、【NHK交響楽団】による、【ロトのテーマ】と【冒険の旅】のオーケストラ版をゲーム発売前にテレフォンサービスで流す事まで行っていた。

 

そして、発売時には前日の深夜から量販店での大行列ができ、児童生徒が学校をサボって買いに行った為、全国で計392人が補導。                                                             更に窃盗や恐喝で購入者からソフトを奪い取る【ドラクエ狩り※】が日本中各地で9件発生。

これを受けて警察庁が当時の文部省や販売業者に通達を出す事態にもなった。

更には【週刊少年ジャンプ】やゲーム雑誌のみならず、子供向け雑誌や一般向けの週刊誌でも本作が取り上げられ、週刊誌が無断でエンディング画面を掲載して騒動になったり、DQのゲーム偏差値を説明したりゲーム誌会社がゲームをプレイして攻略情報を調べている様子などが取材されるなど社会現象にまで発展し、正に伝説となった。

出荷本数は約380万本で、日本のFCソフトで第3位。                                         FC・SFCまでのDQシリーズの中では最高を記録した。

これは、FC・SFC全ソフトの中でも任天堂の『スーパーマリオブラザーズ』『スーパーマリオブラザーズ3』に次ぐ3位にあたる。しかも、マリオ3に抜かれたのは1993年の事で、発売から6年近くは2位に付けていた。

※以下『ドラクエ狩り』犯行概要

  • 千葉県松戸市で小学6年生2人組がDQ3を買って自転車で帰宅する途中、後ろから自転車で来た15歳ぐらいの少年2人に呼び止められ「カセットを持っているか。出さないとぶん殴るぞ」と脅され、ソフト2個を奪われた。
  • 宮崎市で中学2年生3人が補導された。                                                  3人は、DQ3を買って帰る同市内の別の中学2年生A君を約1キロ尾行し、1人がA君に声をかけ、別の1人が見張り役、残りの1人がA君の自転車の荷かごの中にあったソフトを抜き取り逃走した疑い。
  • 長野県岡谷市で中学3年生の男子生徒4人が恐喝容疑で補導された。                                             この4人は、同市内の大型スーパーがDQ3購入の為に配布した整理券の入手が出来ず、既に券を貰ってスーパー近くにいた別の中学生から整理券3枚と現金1万円を脅し取った疑い。
  • 長野市で中学2年生の男子生徒が窃盗未遂容疑で補導された。                                             同市内のファミコンソフト卸売店にDQ3を盗む為に侵入するが在庫がなく、あきらめて店外に出た所を警備員に通報された。

to be next page. 3-2 https://no-value.jp/column/94435/

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愛及屋烏

ゲーム好き、小説好き、アニメ好き、三役揃いの物書きの端くれ。 ピンチに陥っても、それはそれで気楽にやるタイプ。 ●好きな言葉:続編・クロスオーバー・オールスター・アンサーソング・データ引継ぎ ●好きなゲーム:DQ・軌跡&イース・スパロボ・ゼルダ・神宮寺・逆裁・ラチェクラ ●好きなサブカル:ロボ全般・特撮全般・少、青年誌系 ●好きなドラマ:科捜研・相棒・CSI・キャッスル・十津川警部・赤い霊柩車 ●利用ソシャゲ:へプバン・ギアスロススト・Dr.STバトクラ・シンフォギアXD・スパロボDD・うたわれLF・ギター少女・勇者の飯 ●経歴:宮城出身、30代、なろう出版経験有 ●現在:脳梗塞療養にともないリハビリ&失業中

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