NEW GAME Ⅰ BOUGHT #03
2024年12月 近年で新作で買ったゲームの紹介 愛及屋烏
ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ… HD-2D
Continuation from last page. 3-1 https://no-value.jp/column/94427/
SFC版リメイク
FC版から約8年半後の1996年12月6日、【ドラゴンクエストI・II】に続いて2例目のリメイク作品として発売。
正式タイトルは『スーパーファミコン ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』。
開発は【ハートビート】・【アルテピアッツァ】。 容量は前年のDQ6と同じく32メガビット(4MB)。 【タイトルロゴ】は別のデザインに変更され、色も青から赤に変わった。
出荷本数は約140万本で、SFC最後のミリオンヒット作品となった。 海外展開は行われていない。
バランス調整が主だった、リメイクのSFC『DQ1・2』と比べると大幅な仕様変更のリメイクとなっており、キャラ成長を左右する性格システムや新職業、新たなミニゲーム、クリア後のダンジョンとボスの追加などが行われた。
システムはDQ6をベースとして作られ、さまざまな要素を同作から継承。 更に従来からのUIに対してユーザの意見を基に改良が施され、後のシリーズの礎ともなった。
アイテムは、性格を変える『装飾品』や『本』等を筆頭に約100種もの大量追加となっている。
既存作品からの逆輸入のほか全く新しいものも多いが、おんな専用装備の優遇や複数攻撃武器の登場によるゲームバランス破壊などの問題点も指摘されている。
SFC 追加要素
- 「すごろく場」が登場
- 職業に「盗賊」が追加
- 装備品の数が増加
- 主人公、仲間1人毎に「性格」があり、それによって各種ステータスの伸び方が変わる
- 便利ボタンを使えば鍵を開ける操作が楽
- 小さなメダルが登場
- ラスボス撃破後に隠しダンジョンと裏ボスが登場
GBC版リメイク
2000年12月8日に発売。
正式タイトルは『ゲームボーイ ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』。
開発は【トーセ】。 こちらも『ゲームボーイ ドラゴンクエストI・II』に続く携帯機リメイク第二弾。
カラー専用の為、ゼルダの『夢島』の様に強引にモノクロGBでは遊べない。 出荷本数は約61万本。
発売日は、奇しくもワンダースワンカラー本体と同時発売のリメイク版『ファイナルファンタジー』の前日となったが、当時のエニックス曰く、特に同作を意識した決定ではないとのこと。
なお、20世紀最後のDQ作品でもある。海外では北米地域で発売された。
ゲーム内容は基本的にはSFC版をベースとし、【中断】機能や通信ケーブルによるデータ交換等、携帯機ならではのオリジナル要素を追加している。
ハード性能の関係でGB版『DQ1・2』同様にコマンドを開くと、背景が真っ白になったりする等の制約はあるものの、マップグラフィックは少ない色数ながらSFC版と比べても遜色無いほどの質を維持している。
メッセージウィンドウのフォントはGB版『DQ1・2』と比べて大きくなり、同年に発売されたDQ7における小型フォントと似たものになっている。
戦闘では風景画が無くなっているが、モンスターアニメーションは健在。 これは、間違いなく偉業なのだが、これにより逆にスマホ版が改悪と断じられる結果となっている。
BGMは一部を除いてFC版がベースで、GB版『DQ1・2』同様にDQM1から流用しているMEもある。
GBC 追加要素
- モンスターメダル追加(GB) 全165種類のモンスターにメダルが用意されており、それを集める事でクリア後に新ダンジョンができる。
- 神竜の撃破後のご褒美が2つ追加。 従来の「新しい双六場追加」「オルテガ復活」「エッチな本入手」に加えて、「珍しいメダルをもらう」、「 」の選択肢が追加。 珍しいメダルとはふちが8角形のメダル。通常の戦闘では手に入らないものが入手できる。 空欄を選ぶと、レイアムランドの祠に旅の扉が出現し、「氷の洞窟」に行けるようになる。
- グランドラゴーン 銀のモンスターメダルを全て集めると「氷の洞窟」の最深部に行く事ができ、グランドラゴーンに会える。 25ターン以内に倒すとルビスの剣がもらえる。
to be next page. 3-3 https://no-value.jp/column/94536/