皆さんはゲーム障害という言葉を知っていますか?病気だなんて大袈裟だと思うかもしれませんが、実際にゲーム障害になってしまうと日常生活に異常をきたしてしまいます。
これから、私がゲーム障害を抜け出せた体験談を交えながらゲーム障害の傾向や私が抜け出した経験などについてお話します。皆さんのゲーム障害についての気づきの第一歩になれば嬉しく思います。
ゲーム障害とは?【ゲーム障害check✔】
ゲーム障害という言葉をTVからもよく聞くようになりました。しかし、そもそもゲーム障害とはどのようなものなのでしょうか?
WHOによると、下記の状態が12カ月以上続き、社会生活に重大な支障が出ている場合にゲーム障害と診断される可能性がある。ゲーム障害になると、朝起きられない、物や人にあたるなどといった問題が現れるとされています。
(1)ゲームをする時間や頻度を自ら制御できない
(2)ゲームを最優先する
(3)問題が起きているのに続ける
私は、上記3つの状態すべてが当てはまっていました。朝起きられないことも多くなりましたし、物や人にあたるようになってしまいました。今思うと、攻撃的な人間になっていたように思います。
ゲーム障害あるある
ゲーム障害で陥りやすい衝動や精神状態をあるあるで紹介します。
・人と繋がりたくてオンライン
最初はオンラインのやり取りが新鮮で、年齢も性別も様々な人々と繋がれるのが楽しくて、夢中になりました。
・限定品に弱い日本人!
続けるうちに限定のレアアイテムが欲しいという衝動が強くなり、課金をするようになりました。
・イベント地獄∞
イベントがあればそれに合わせて寝起きし、日中は常にログインして何か動きがないか確認していました。それだけではなく、食事や睡眠時間を削るようになりました。
・課金地獄∞
限定のレアアイテムを獲得するためにお金をかけるようになりました。
・ループするゲームと日常∞
1日中ゲームのことを考えるようになり、スマホを常に触っていないと不安になるようになりました。そして、オンラインの人間関係も複雑化していき、やり取りが精神的な負担にもなってきました。
今思うと、なんでそんなにしんどい思いをしてゲームを続けていたのだろう?と不思議に思いますが、当時はゲームが一番大切で他のことは二の次だったのでした。そしてそれが病気だと気づけていなかったのです。
ゲーム障害から抜け出すにはどうすればいいの?
残念ながら、明確な方法はありません。ただ、ゲーム障害は自分でやめようと思わない限り本当の意味ではやめられないと思います。どうしてかというとスマホを物理的に遠ざけても、ゲームをしたいという欲求がある限り本当の意味でやめられないからです。もし、この記事をみて自分もゲーム障害かも?と思う方がいらっしゃったら、誰かに相談してみてください。そして自分はゲーム障害なのではないのか?と自問してみてください。それが抜け出す一歩になります。
私とゲーム障害の決別
私の場合は、ある日「疲れた。もうやめたい。ゲームから離れたい。」と唐突に思い、その衝動のままにアプリのデータを消しました。すると名残惜しい気持ちもありましたが、それよりも解放感が感じられました。「ああ、やめられてよかった。」と感じました。そしてスマホゲームに時間や人間関係を支配されない普通の生活に戻ることができました。
何故データを消すことができたのか考えると、身も心も疲れ果ててゲームから遠ざかりたいと心底思ったからだと思います。
まとめ
この記事をみてゲーム障害とは何か知ることができたでしょうか?
実際、ゲーム障害から抜け出すのは簡単ではありません。何度も何度も、やめたいのにやめられない気持ちとの戦いです。自分ではどうする事も出来なくてただ過ぎる日々。何をしているのだろうと落ち込む夜。自分のせいじゃないと誰かのせいにして八つ当たりしても虚しいだけ。苦しくて、情けなくて、しんどくて、辛くて、どうにもできない日々を過ごしていませんか?
この記事を読んで、自分も“ゲーム障害あるある”に当てはまる方は、誰かに相談してみましょう。そして第三者からそれはちょっとハマりすぎじゃない?と言われたら注意してみてください。ゲーム障害は自覚することが大事です。
ゲームに支配されて私生活が乱れるようになっては、当初の目的である暇潰しや余暇の楽しみではなくなってしまいます。どうか自分の体や心を大切にしてください。