LATER SEQUELS SERIES #14
2025年4月 後年になって続編orリメイクが作られたシリーズ 愛及屋烏
戦姫絶唱シンフォギア(2012)
戦姫絶唱シンフォギアG(2013)
戦姫絶唱シンフォギアGX(2015)
戦姫絶唱シンフォギアXD(2017~2024)
戦姫絶唱シンフォギアAXZ(2017)
戦姫絶唱シンフォギアXV(2019)
Continuation from last page. 14-6 https://no-value.jp/column/55332/
マリア・カデンツァヴナ・イヴ
CV.日笠陽子
「私の歌を全部、世界中にくれてあげるッ!
振り返らない、全力疾走だッ!
ついてこれる奴だけついてこいッ!!」
来歴
デビューから僅か2ヶ月で全米ヒットチャートの頂点に登り詰めた、気鋭の歌姫。ミステリアスにして力強い歌声は国境を越え、短期間にも関わらず、既に世界中に熱狂的なファンを多数獲得している。
その正体は、武装勢力「フィーネ」の一員にして、日本政府の管理下にない黒いガングニールの適合者。
事が起きたのは、風鳴翼とのコラボレーションライブが行われたその日。
ルナアタック(一期)によって、公転軌道を逸れた月の地上落下という未曾有の極大災厄を回避するべく、自ら「新世代のフィーネ」を名乗り、ナスターシャ教授と暁切歌、月読調らと共に全世界に対して、宣戦布告した。
米国の聖遺物研究機関「F.I.S.」にて、暁切歌、月読調、そして妹のセレナや多くの子供達と共にフィーネの魂の器を見出す、観測対象「レセプターチルドレン」として扱われていた暗い過去を持つ。
実妹のセレナとは、本編から6年前のネフィリム暴走事故に於いて死別しており、彼女が纏った『アガートラーム』のギアを形見として所有する。
また、彼女のレセプターチルドレンとしての経歴(フィーネになり得る)は、計画に必要な生化学の専門家ウェル博士を引き込む為にナスターシャによって利用され、彼女も「ギアを纏い戦う毎にフィーネの記憶が彼女を支配していく」という嘘を纏い、新生したフィーネとして立ち振る舞った。
そもそも、「F.I.S.」の面々は誰がフィーネとして覚醒するか、そもそも把握しておらず、それが後々の状況の混乱を生む事になった。当のフィーネ本人は一期で響に諭されて多少は反省しており、他者を塗りつぶす形での復活をするつもりは無かったのだが、それを知る術は「F.I.S.」にも「レセプターチルドレン」達にも無かったのである。
キャラクター解説
ミドルネームの「カデンツァヴナ」の由来は「即興演奏」「演奏者任せ」を意味する音楽用語の“カデンツァ”から。
その性格は大胆にして豪気。 正々堂々とした勝負を好み、翼の『防人語』ほどではないが、彼女も独特の芝居がかった口調(語録)で話し、相対する者に威圧感を与える。
しかし、本来の彼女は優しい性分の持ち主である。 ファンからは劇中でのナスターシャ教授の台詞から、「ただの やさしい マリア」を略して、『たやマ』と呼ばれている。
プライベートでは、よく気が付きよく面倒を見る優しいお姉さんであり、翼からは姉を通り越して「母親の顔になっている」と指摘されていた。
「G」時点においてギア装者唯一の20代でもある。 年齢はC85のスタッフ本において判明したが、20歳以上である事は放送当時から推測されており、話題を呼んでいた。
妹のセレナは6年前に13歳で死亡している。 よって、彼女の姉であるマリアは、必然13+6=19歳より年上になるのである。
一方、この年齢設定はGの放送の直前段階までは10代に設定されていたらしい。(絵コンテの書き込み等に見られる)彼女の一部グッズや、G第1話サブタイトルでもある「ガングニールの少女」というフレーズが、そのまま使われてもいる。
マリアは『ガングニール』と『アガートラーム』2つのギアを纏える稀有な装者であり、これを「ダブルコントラクト」と呼ぶ。 装者とギアとの相性が存在するので、これは例外中の例外と言われている。 クリスが一期でネフシュタインの鎧を使っているので誤解を生むが、あれは完全聖遺物なのでシンフォギアでは無い。
ちなみにマリアの趣味は将棋。 「マイターン!」等、将棋を思わせる台詞が端々に出ている。 アプリのXDにも「マリアの意外な特技」というメモリアカードがあり、この設定が活かされている。
本編内ではほとんど触れられていないが、五期XVのOPでチェルノブイリの場面がある事から分かる様に出身はセレナ共々、ウクライナである。 ただ、現実のウクライナ侵攻勃発よりは前に決められた設定であると思われる。
SG-x00 Airget-lamh 銀碗・アガートラーム
Seilien coffin airget-lamh tron(望み掴んだ力と誇り咲く笑顔)
マリアの妹であるセレナ・カデンツァヴナ・イヴがかつて纏ったシンフォギア。
白銀をメインとしつつ、赤と青が散りばめられたカラーリングとなっている。
G編最終版にて、家族や仲間の想いを受け止めたマリアが、破損していたセレナのシンフォギアを「奇跡」によって起動させた物である。
アームドギアは戦乙女の剣。EXドライブ時には胸元からロングソードを、通常時には左腕の篭手から短剣をそれぞれ抜刀する。
絶唱特性は「エネルギーベクトルを操作する」という物であり、これはGXの決戦時や過去セレナが纏った際にも使用されている。
フロンティア事変後、キャロル・マールス・ディーンハイムの生み出したオートスコアラーに対抗するべく、エルフナインによって魔剣ダインスレイフをベースとした「イグナイトモジュール」を増設された上で修復され、再びマリアのギアとなった。
適合係数の低さが目立つマリアだが、ちゃんとした訓練に裏打ちされた戦闘技術を獲得しており、実は戦力としての安定度合いは響よりも高い。
マリアはロングソード・蛇腹剣の使用頻度が高く、セレナは短剣重視と同じギアでも個人差がある。
アガートラームとは、ケルト神話の神・ヌァザの別名であり、彼が右腕に着けていた銀製の義手が、この名の由来となっているとされている。
この義手の欠片が、白銀のギアとなったのでは?とも考えられるが、上述の通りヌァザの義手が「右腕」なのに対してギアの仕様は「左腕」が重装・キーパーツになっており、他の聖遺物と異なりその由来が何であるのか謎が多い。
故にアガートラームにだけ打刻されている、形式番号の「x」は、特定不能と解析終了した「正体不明の聖遺物」をベースにしている事を表している。
烈槍・ガングニール
Granzizel bilfen gungnir zizzl(溢れはじめる秘めた熱情)
天羽奏、立花響らが纏ったものと同系統のギア。 アームドギアは奏が振るった物と同デザインの槍。
日本政府の管理外にある為、ナンバリングはされておらず、また奏や響が用いる物が暖色を基調としているのに対し、こちらは黒く染められている。
アームドギアによる攻撃以外にも、纏ったマントを攻防一体の武具として多彩な攻撃を繰り出す事が可能。 時にこのマントが強力過ぎて、本体なのでは?と言われる。 (金色のガッシュでのガッシュの兄・ゼオンのマント強過ぎ問題に近い)
マリア自身の適合率が低い為、運用には制御薬「LiNKER」が必須となる。 彼女の適合係数は同じくLiNKERを服用していた、天羽奏よりも更に低い物だが、ウェル博士によって改良されたLiNKERにより、戦闘を行う事を可能としている。
起動聖詠は「Granzizel bilfen gungnir zizzl」(溢れはじめる秘めた熱情)。 メロディーは奏や響と同じだが、歌詞が異なる。
登場後しばらくはマリアのギアとして使われ続けたが、二期終盤にて、浮上したフロンティアで響と対峙した際に彼女に気合で強奪され、以降は響にこそその槍は相応しいと彼女に託された。
ver.XD
イベントクエスト『太陽の三撃槍』に登場。
元は平行世界の二課に所属する了子宛に、「錬金術師協会」から送られてきた「ガングニール」の欠片を、ギア加工して奏の予備として所有していた物。
これを借りて持ち出し、運用された。
外見は殆どGXにおける単発変身時に近く、鎖骨の周囲が露出していたり、肝心のマントが無い等の特徴が目立つ。
こうして同イベントでは念願のガングニール姉妹そろい踏みが実現し、戦姫絶唱シンフォギアXDのOPアニメで描かれた響、奏、マリアの3人同時のガングニールが実現した。
マリア・ソロ楽曲(XD除く)
烈槍・ガングニール
作詞・作曲:上松範康 / 編曲:Evan Call / 歌:日笠陽子
Dark Oblivion
作詞:Evan Call / 作曲:上松範康 / 編曲:藤間仁 / 歌:日笠陽子
銀腕・アガートラーム
作詞・作曲:上松範康 / 編曲:岩橋星実・Evan Call / 歌:日笠陽子
純白イノセント
作詞・作曲:上松範康 / 編曲:藤永龍太郎/ 歌:日笠陽子
銀腕・アガートラーム (IGNITED arrangement)
作詞・作曲:上松範康 / 編曲:末益涼太 / 歌:日笠陽子
Stand up!Ready!!
作詞・作曲:上松範康 / 編曲:岩橋星実・藤永龍太郎 / 歌:日笠陽子
Stand up! Lady!!
作詞:上松範康 /作曲・編曲:藤永龍太郎/ 歌:日笠陽子
此の今を生きるヒカリ
作詞・作曲:上松範康 / 編集:藤永龍太郎 / 歌:日笠陽子
白銀(しろがね)の炎 -keep the faith-
作詞・作曲:上松範康 / 編集:竹田祐介 / 歌:日笠陽子
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