2025年1月 好きなクロスオーバー作品をご紹介 愛及屋烏
千里眼 マジシャンの少女
千里眼とニュアージュ
探偵の鑑定
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Qシリーズ
『Qシリーズ』は、松岡圭祐による日本の推理小説のシリーズ。
角川文庫および講談社文庫レーベルから刊行。 表紙イラストは清原紘(ただし、Qの0とαのVIを除く)。
Qシリーズとして、第一部『万能鑑定士Qの事件簿』、第二部『万能鑑定士Qの推理劇』、短篇集である『万能鑑定士Qの短編集』が刊行されている。
なお姉妹編にαシリーズ『特等添乗員αの難事件』が刊行されている。
キャッチフレーズは「面白くて知恵がつく 人の死なないミステリ」。
そのキャッチの通りシリーズを通し一件も殺人事件がなく、物語中では自然死も描かれない。
私立探偵や刑事でないフリーランスの職業、若く美人だが天然系の女性が広範な知識を武器に、少々頼りない男性助手と共に「人の死なないミステリ」を解決していきつつ、恋模様も描かれるライトミステリ・シリーズという特徴において、三上延の『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズや西尾維新の『掟上今日子の備忘録』シリーズ等の先駆けとなった。
2014年初夏、全国東宝系公開で映画化された。 題名は『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』。
出演は凜田莉子役に綾瀬はるか、小笠原悠斗役に松坂桃李 。監督は佐藤信介。
漫画化作品として『ヤングエース』2013年2月号より『万能鑑定士Qの事件簿』、『月刊Asuka』2014年4月号より『特等添乗員αの難事件』が連載された。 (両誌とも角川書店刊)
前述した催眠シリーズの嵯峨も心理的要因が絡む事件の際に登場する。
あらすじ
沖縄の波照間島に育ち、高校までは教師が頭を抱える程の劣等生で、体育・音楽・美術以外はオール1の万年学年最下位だった天然の美少女・凜田莉子。
高校卒業後、島民の暮らしの改善を夢見ながら何の当てもないまま上京。 しかし一般常識・知識のなさから就職活動が難航し、生活に困窮し始めた頃に瀬戸内陸と出会う。
彼からその奔放な感受性を生かした勉強法を伝授され、たちまち広範囲の知識を身につけてディスカウントショップ買い取りコーナーの花形鑑定員となる。
そして20歳で独立し、「万能鑑定士Q」なる店を持つ。
やがて23歳になった莉子は、高度な「ロジカル・シンキング(論理的思考)」を駆使し、店に持ち込まれる多種多様な依頼品の鑑定を発端として事件解決に乗り出す。
凜田莉子
『Qシリーズ』の主人公。 身長159cm体重47kg 23歳(2011年12月末日時点。『事件簿0』では22歳)。
緩いウェーブのロングヘア、猫のように大きく円らな瞳を持ち、モデルのように長い手足を持つ美女。巻が進む毎に美しさには磨きがかかり、一度会ったら永遠に忘れない美貌の持ち主となっている。
飯田橋の神田川沿いにある雑居ビル1階に「万能鑑定士Q」の店を構える鑑定家。 「鑑定士」はあくまで屋号であり、本人は特別な資格を持っている訳ではないが絵画、骨董、宝石、ブランド品は勿論、漫画や映画等、幅広いジャンルの事柄について即座に鑑定するだけの知識、能力を有している。 他にも地域情報にも詳しく、一枚の写真の些細な情報から、それが写された地名を特定する等の知識も披露した。高度な論理的思考(ロジカル・シンキング)法を駆使する。
万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-
シリーズ第9巻『万能鑑定士Qの事件簿IX』を原作に映画化。 初の映像版で単体作になる為『事件簿I』からいくつかの要素を織り込み脚色している。
日本映画で初のルーヴル美術館内本格ロケが敢行された。同館内での外国映画のロケ自体、2006年の『ダ・ヴィンチ・コード』以来となる。
映画・あらすじ
レオナルド・ダ・ヴィンチの名画『モナ・リザ』が40年振りに日本にやって来る事になった。
さる事件により、ルーヴルのアジア圏代理人兼調査員である、朝比奈尚幸(村上弘明)の信頼を得ていた『万能鑑定士Q』の女主人、凜田莉子(綾瀬はるか)が臨時学芸員の採用試験に招かれる。
事件以来、莉子に関心を持ち、彼女に密着取材を続行中の雑誌記者、小笠原悠斗(松坂桃李)もパリへ同行。
莉子はルーヴル美術館で実施された採用テストに無事パスし、しだいに小笠原への理解も深めていく。
莉子は同様にテストに受かった流泉寺美沙(初音映莉子)と共に帰国、特別講義に出席する。
しかしそこには不可解な謎と、その奥に潜む巨大な陰謀があった。
特等添乗員α
あらすじ
有名政治家の子息にして、若きエリート官僚の壱条那沖は厚労省食品安全部にて犯罪の検挙に失敗し、観光庁へ異動となった。
観光庁の業務で添乗員派遣会社「クオンタム」の視察の際、とんでもなくドジで物を知らない21歳のニート、浅倉絢奈と出会う。彼女は無謀にも入社試験の為にクオンタムを訪ねていたのだが、当然ながら落とされてしまう。
ヤケ酒を食らっていたバーで、絢奈は壱条と再会した。 壱条は絢奈に秘めたる才能があると気づく。 それは、彼の家庭教師兼運転手の老紳士、能登厦人がほのめかした「ラテラル・シンキング(水平思考)」という思考法だった。
壱条の図らいで能登から水平思考の教育を受けた絢奈は、改めてクオンタムへの入社を果たし、添乗員資格を取得するに至る。
人気の添乗員となった絢奈であるが、ツアー見出しの人気添乗員の後ろに付ける添乗員個人を示すアルファベットが残っていなく、ワンランク上の添乗員であると示すよう、“特等添乗員α”と広告されるのであった。
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