SUCCESS NET NOVEL #04
2025年1月 なろう等のネット小説で諸々成功した作品 愛及屋烏
スーパーカブ
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礼子
概要
トネ・コーケンの小説『スーパーカブ』の登場人物。 アニメ版の声優は七瀬彩夏。
名前の由来はエッセイストである三好礼子とされている。 なお、小熊同様作中では苗字は明かされていない。
成績優秀・スポーツ万能だが、クラスではあまり積極的に話す方ではなく、自ら望んで一人でいる少女。主人公の小熊とは同級生。
家庭科の授業で大きめの巾着袋(カブのヘルメット用に)を作ろうとして「夜逃げの準備か?」と同級生から揶揄された小熊がスーパーカブで学校に来ている事をアピールするも他の同級生は興味(原付には)がない中、礼子だけが興味を示し小熊に接近する。
しかし、自分と正反対な立場にあった礼子を小熊は嫌悪感を抱いており、最初は彼女を避ける態度をとっていた。駐車場のカブの傍で、一緒に昼食を食べる様になってから、交流を持つ様になる。
最初は礼子の理解不明な言動に困惑しっぱなしの小熊であったが、2年生の夏休みのバイトが終わった後、礼子が住む別荘に招待される。そこで礼子の富士山でのバイトの話を聞き、そのあまりの無茶っぷりに本音が出る。
『バカみたい・・・』
この一言で礼子に対して心を開いた瞬間であり、同時に2人が特別な関係になった瞬間である。とは言え「カブにしか興味のない男勝りな礼子」と「カブによって次第に男勝りになっていく小熊」の関係なので、この手の作品に多い女の子同士でのキャッキャッウフフな奴とは遠い。
長身で黒髪の長髪。スタイルも良く、小熊の第一印象は「近寄りがたい美形」である。漫画ではそびえ立つ連峰っぷりが強調されているが、アニメでは控えめになっている。
生い立ち・性格
父は東京都某市の議員、母は東京で弁当会社の社長。
中学までは東京都内の実家に住んでいたが、高校入学後は実家を離れ、普段は旧武川村地域の別荘地のログハウスで一人暮らしをしている。
性格はかなりのマイペースで、高校になってから一人で生活を始めた事からそれを窺い知れる。
カブへの情熱は凄まじく、自分にとってカブは生活の道具や趣味で乗る様なものではなく、「自分自身の生きる理由」である事を小熊に吐露している。実際カブの事になると饒舌・旺盛になり、愛車のMD90で富士山登頂に挑戦する、公道で無茶な走りをするなど奔放な性格を見せ、「礼子」の名前にそぐわない、礼節を欠いた言動をする事もある。 もっとも、普段から他人に感謝や謝罪をしないらしい。
カブ関連のコネクションが広く、欲しいパーツ等があれば、それを生かして手に入れている。先述のMD90もモノがモノなだけに(郵政カブ)普通の人なら入手すら困難であるが、礼子はその上物を手に入れている。また、カブ関係の噂にも敏感で、小熊が所有するスーパーカブ50の「曰く」の正体を知っていた。
カブにのめり込んでいる為、成績優秀にも拘らず進路も余り考えておらず、大学進学をする小熊と椎に対して、自身はカブに乗って世界中を旅する事を目指している。
ホンダ・MD90
小説版の単行本※、及び漫画やアニメで最初に所有していたバイク。郵政カブのコレクターから譲ってもらった物で、礼子は各所を改造して使用している。
改造の目的は上述の通り、富士山登頂に挑戦する為。 高校2年の夏に富士山の山小屋のアルバイトの際に持ち込み、運搬用ブルドーザーの走路確認で使用している。転倒を繰り返しながらも、最終的には須走口八合目付近まで運転している。
事故後はシノさんの中古バイク屋(小熊がカブを買った店)に引き取られ、そのままシノさんが修復して愛車としている。このあたりの顛末はアニメでは描かれていない。
※小説版のカクヨム連載時は、スズキ・ハスラーTS50。
ホンダ・CT110
富士山挑戦後より乗っているバイク。MD90を修理するがてらオフロード対応のCT110に惹かれ、知り合いの伝手で探していた所、デッドストック品があった為手に入れている。色はMD90にあわせて赤。MD90から郵政業務用大型ボックスが移植されている。
礼子の声優をしている七瀬彩夏も2021年5月に同じタイプ・色のカブを手に入れている。
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