目の前に広がる薄紅色、鮮やかなピンク色、薄ピンク色…。色とりどりの満開の桜の木々。そこから花びらがひらひら降り注ぎ、まるで桜の雨のようです。
人々の楽しげな笑い声や、お店の呼び込みが耳に飛び込んできました。ここは桜に誘われたたくさんの人でにぎわう市内の公園。
やりたいことも満足にできなかった、長くつらい時代は過ぎ去ろうとしています。私たちは4年ぶりに「日常」を取り戻したのです。
「なんだか安心するなあ」
ふと耳にした誰かのつぶやき。それはふっ…と桜色の空へ吸い込まれていきました。まるで私たちの思いを乗せているかのように。
4月5日、クルーとスタッフのみんなで仙台市の榴岡(つつじがおか)公園へお花見へ出かけました。榴岡公園は仙台駅の東側にあり、桜の名所として広く仙台市民に親しまれている公園です。ここで「桜まつり」が開催されるのは4年ぶりだそう。
公園にはヤエベニシダレ、シダレザクラ、エドヒガン、ソメイヨシノなど約350本14種類の桜が植えられており、微妙に開花時期も違うため、比較的長くいろいろな桜を楽しむことができます。
当日は天気もよく、あたたかくてお花見日和でした。そのせいでしょうか。平日の昼間にもかかわらず、親子連れや、学生らしき若者たちでとてもにぎわっていました。みんな、桜の写真を撮ったり、食事や宴会を楽しんだりと桜の季節を満喫しているようです。やっぱり春はお花見がなければなんだか物足りないですよね。
私たちもシダレザクラの下にビニールシートを敷き、荷物を置いた後はめいめい散歩したり、出店から軽食を買ってきたり、桜の下でおしゃべりを楽しんだりと自由な時間を過ごしました。中にはマナビー君人形といっしょに動画撮影するなんて方もいらっしゃいましたよ。公園はかなり広いので、散歩するのにうってつけで、とても楽しめました。
そんな風にのびのび過ごしたクルーさんたちは、桜から創作への刺激を受けたり、日頃の作業を忘れてリフレッシュしたりと有意義な時間を過ごせたようでした。また、普段あまり話さない人とも会話が弾み、距離が縮まったということもあるかもしれません。この日の経験は、日頃の創作発表にもいい形で反映されそうです。
クルーさんの作品はこちらからご覧いただけますので、ぜひどうぞ。
以上、manaby creators仙台のお花見レポートをお届けしました。
どうか来年も、その先も、こんな当たり前の春が巡ってきますように。