熱中症とは、高温多湿な環境に身体が適応できないことで生じる様々な症状の総称です。
体調が悪い時など、体温調節機能が弱っている時は、いつもより熱中症の危険性が高まります。
自分の体調や今いる環境を確認しましょう。
また、体温調節機能が十分に発達していない子どもや、脱水が進んでも、のどの渇きを感じにくくなる高齢者なども熱中症になりやすいので注意が必要です。
暑さに慣れていない人も熱中症に注意しましょう。
暑さに慣れるには数日から1週間かかります。
それまでは、汗を上手くかくことができず、体温が上がりやすいので注意が必要です。
今回は、そうした熱中症を予防するにはどうしたらいいか紹介していきます。
熱中症の予防
水分・塩分を小まめに摂る
まずは、暑さに負けないからだのコンディションを整えることが大切になります。
意識的に水分をとることはとても有効です。
外出先でも水分補給できるように水筒やペットボトルを持ち歩くのもいいです。
熱中症対策では、塩分補給も必要となるのでスポーツドリンクは熱中症対策に適した水分補給の手段だといえます。
十分な睡眠を取る
また、快適で十分な睡眠をとることも大切です。
政府の失策で電気代が高騰していますが、睡眠時にもエアコンを活用することが熱中症の対策になります。
これは寝ている間に症状が発生することを抑制するだけではありません。
十分な睡眠をとることが期待できますので、良好な体調づくりに役に立ちます。
エアコンの温度は28度、湿度は40%~60%を目安にしましょう。
バランスの取れた食事を摂る
バランスの良い食事をとることも大切です。
そうめんが食べやすい季節ですが、炭水化物以外の栄養素が少ないのが難点です。
冷やし中華なら炭水化物の他にちょっとしたたんぱく質や夏野菜も取れてバランスが良くなります。
また、酢の成分に含まれるクエン酸が疲れのもとになる乳酸の発生を抑制してくれます。
衣類にもひと工夫を
熱中症の対策には衣類の工夫も有効です。
クールテックなどの冷却効果のある下着や綿などの通気性の良い生地の服が有効です。
また、黒などの日光を吸収しやすい服装を避けるといった方法もあります。
他にも帽子や日傘、冷却タオルなども効果がありますから活用できます。
まとめ
熱中症は体温調節機能がうまく働かなくなり、体の中に熱がたまって体温が上昇することで生じます。
高温多湿な環境下ではもちろん、室内でも熱中症の危険性が高くなることがあります。
体の中に熱をためないよう、気温や湿度を確認し、衣服を工夫して暑さを調整しましょう。
また、バランスのよい食事や十分な睡眠をとるなど、暑さに負けない体づくりを心がけることも大切です。