皆さんはどういう給料体系で働いていますか。
月給ですか、時給ですか、成果給ですか。
それとも、投資など労働性のない収入で暮らしていますか。
多くの人が消費した時間の対価として賃金を得ています。
自由業や飲食業といった、顧客とのやり取りが前提となる労働形態であっても、労働条件によっては当然に賃金がもらえます。
もちろん、個人の才能により収入は変わってきます。
しかし才能による成果のみで収入が決定する仕事についている人は多くありません。
ビッグマック指数でみるお金と時間
そういったことから、働いた時間と収入には密接な関係があります。
代表的な指標がビッグマック指数を購買力の観点から見たものです。
高い給料で働いている人にとっては、ビッグマックは10分程度の労働で得られる価値のものです。
しかし、地方の最低賃金で働く労働者にとっては、ビッグマックは30分働いても購入できない高価なモノなのです。
日常でみるお金と時間の関係
こうした、時間をお金に換算することは日々の暮らしでもよくあることです。
行列のできるラーメン店で1時間待ちだったとします。
時給がそのまま価値に換算されると考えてみましょう。
1杯800円のラーメンが、給料の高い人には1杯1万円の価値にみえてきます。
また給料の低い人には1杯1800円の価値にみえてきます。
ここにはコインパーキングの利用も、待ち時間によってお金に換算されます。
他にもガソリン代、レンタカー代など、さまざまな価値が加わってきます。
そうした価値観を含めて、高いラーメンと思うか安いラーメンと思うかは、ラーメンやラーメン以外の価値を含めて人それぞれです。
まとめ
時間はすべての人に平等で1時間は60分です。
しかし、人によって価値は変わってきます。
時間のみならず、お金も人によって価値が変わってきます。
「お金を大切にしろ」「時間を大切にしろ」というのは、よく言われていることです。
しかし、どれだけお金の大事さに重きを置いているか、時間の大事さに重きを置いているかは人によって違います。
自分にとって、一番正しいバランスだと思うお金や時間の大事さが、本人にとって最も正しい価値観なのです。
あなたの価値観と他人の価値観は違うものです。
他人の意見に惑わされず、自分の価値観を大切にしましょう。
他人にとっては割高に見えるものであっても、自分が価値を見出しているものであれば、多くお金を出して、多く時間をかけても構わないものです。
そして、その価値観は正しいのです。