同時期でも扱いが違う話

今年も秋に好きなアニメのオフ会が開かれることとなった。

先述のアニメは今年で節目の年を迎え、公式の動きも活発だが、同じ時期に発表された作品でも、今では商業ベースで言及されることがない作品が存在すると考えると、すごいことだと思う。

コンテンツが生き残るには、人気というか年月が経っても時代遅れだと感じない、現在進行形のファンを確保する必要があるとここ数年で痛感している。いまグッズ展開がある作品はおそらく完全な時代遅れから逃れたということだろう。

ただ、理由としてはそれだけではないようで。
自分自身90年代アニメは有名どころを半分ほど視聴したが、この作品でもグッズが出るんだ?と思う作品がある一方、そういう作品と同程度の知名度であってもグッズ発売はおろか、制作会社関連の記事や当時を回顧する記事で全く言及されない作品もある。これについては制作会社のスタンスも大きいとは思うが。

少し前にGemini(チャットAI)に上記のことについて尋ねてみたところ、自分が見落としていた想定される原因が返ってきた。AIによると「作品によってはグッズを出せる契約期間が限られていることがある」ということだ。
契約上/権利上グッズが出せないパターンはなんとなく認知していたが、期間が決められており期間外の場合だとグッズの発売ができないという理由は盲点だった。

私は上記のような作品から離れて随分経つが、ファン活動期間中にグッズが出ることがほぼなく、尚且つ当時の作画スタッフが自分たちの事業所側で費用を負担して映像ソフトの発売にこぎつけたという噂も聞いたため、ありえない話でもないと思ったわけである。

作品の発表数十年後にグッズが出ることは全く当たり前ではないと考えさせられた出来事で、グッズが出る作品においても多くの人の苦労により発売が実現されているかもしれないな…と少ししんみりしたわけであった。

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普段は別名義の個人サイトで二次創作やっているような、いにしえのオタクです。ここは一次創作と雑記置き場です。

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