うさぎがフローリングを克服するまで

うさぎの足の裏ってどうなっているかご存知ですか?犬や猫とは全く違ううさぎの足。我が家の二羽のうさぎを比べた時に全く違う結果になってしまった、フローリング事件を紹介します!


犬や猫の足の裏には、静かに歩くための弾力ある肉球がついていますよね。うさぎの足の裏を覗いてみると、体と同じようにもふもふの毛が生えているのみです。かき分けて探しても皮膚が見えてくるだけ。どこにも肉球はないんです。草食動物であるうさぎは狩りの際音を消す役割である肉球が必要なく、草や果物を食べるので問題ありません。

ただ家で飼うと判明することはフローリングの上を歩くと滑って前へ進めないこと。行ってほしくないところは滑る素材の床にすればいい、と一代目うさぎから学びました。
そして時が経ち一代目うさぎが去ると、二代目うさぎがやってきました。この二羽は種類が違い、一代目は一番ポピュラーな飼いうさぎネザーランドドワーフ、スノウちゃん(サムネイルの子)。二代目は被毛がビロードのように生えそろったミニレッキス、うりちゃん。
今我が家のうりちゃんはフローリングを半ば滑りながら駆け回っています。

スノウちゃんに教わったことと違うじゃないか、と衝撃の光景に驚くばかり。

何故うりちゃんはフローリングを克服してしまったのか、考察をしました。スノウちゃんとの違いは被毛と筋肉量、性格の三つだと思います。毛が生えそろっていることによって密度が増しています。しかしネザーランドドワーフよりミニレッキスの被毛は遥かに短いので、踏みしめたときに毛が干渉しにくいのかもしれません。筋肉量にも違いがあり、レッキスは筋肉質になる遺伝子があるので力押しで突破した可能性もあります。また性格も、スノウちゃんは穏やかで落ち着いているおっとりさんだったのに対し、うりちゃんは興味関心が旺盛かつ人が好きなのでフローリングの向こうを把握したい、探検したい、そこにいる人間に会いたいという思いがあるのでしょう。
おそらくこのすべてがうりちゃんを突き動かし、『うさぎはフローリングで滑る』という常識を覆すに至ったのだと思います。

ミニレッキスは被毛が薄いために足裏の皮膚がこすれやすいのです。我が家ではフローリングへ行って皮膚を悪くしないようにフェンスを置いていますが、うりちゃんは持ち前の鍛えた筋肉で押しのけようとするので頭を悩ませています。

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Snow

ハンドメイドが趣味です。動物も大好きです! うさぎを月にお見送りしました。コーギーのような柄の、立ち耳のネザーランドドワーフです。二代目うさぎを飼っています!

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