
読書記録の習慣をつけ始めてから半年以上経つ。最近は映像作品(主にアニメ)を観た作品の原作を読むということも増えてきたわけだが、意外と一部エピソードや続編が映像化されていないことが多い。
写真にある作品
私は「トム・ソーヤーの冒険」のスピンオフである「ハックルべリー・フィンの冒険」が本編より好きなのだが(笑)これらは同一のスタッフではアニメ化されてなかったりする。(自分が観たのは世界名作劇場「トム・ソーヤー」の方だけ)「ハックルベリー」のアニメ版はスタッフが全く違うことと視聴手段がないという理由であるため未だに観ていない。…「トム・ソーヤー」のスタッフでアニメ化されていたらなあ。
「赤毛のアン」は現在世界名作劇場版でアニメ化されている部分が1巻のみ、4月から放送されるNHK版で放送される予定の部分が1~3巻に該当する部分ということで、4巻以降がアニメ化されていない。個人的には「アンの娘リラ」が好きであるが、子世代の話だからダメなのかしら。
次に国内文学だが、「響け!ユーフォニアム」は黄前久美子世代の本編は概ねアニメ化されているものの、数冊発売されている番外編についてはされていない模様。アニメ完結後に原作の後日談を読み満足したという話である。
(※写真の「みとりねこ」は「旅猫リポート」の映像化を観ていないのだが(ラジオドラマ版は聴いたことがある)、丁度手元にあったゆえ…)
他色々
「若草物語」は「第一」と「第三」だけアニメ化されている。(少なくとも世界名作劇場を前提にするなら)第二で当初主人公の伴侶になるはずだったであろう少年が(ネタバレ)だったり、第四で第三のメインとして登場した生徒たちのその後が描かれるのだけど…第三の推しの顛末がなんとも。
「少女パレアナ」は一応「パレアナの青春」の該当部分までアニメ化されているが(「愛少女ポリアンナ物語」)、結末がごっそりと削られていたりする。まああの結末は10歳そこらの主人公でやるべきじゃないとは思う。(アニメだと年齢が引き下げられている)
国内文学…というかライトノベルだと読んだ時期がかなり前になるし、アニメ版もどこまでアニメ化されていたかを知っているくらいだが、「銀盤カレイドスコープ」の肝は3巻以降だと思っているため、2巻までしかアニメ化されていないのはもったいないな…?と思った記憶がある。アニメ単体として考えると評価があまり良くなかったため、アニメ続編の制作もできなかったということなんだろうなとは思うけども。
結論
上記のパターンとしては、
- 制作側が続編の映像化に関して需要があるか分からなかった可能性(古典系に多い印象)
- 放送枠や尺の都合
- 続編をアニメ化できるくらいの売上がなかった(近年の作品だとこのパターンが一番多そう)
という感じなのかな…。一番下だと妙に悲しくなるわけだが。