
私はかなり昔にネットストーカーに遭遇している。原因として半分くらいは自業自得で、もう半分は本気で相手が危ない人だったという感じである。
当時私はとあるアニメジャンルの二次創作をしていたが、被害に遭遇して以降はファン活動をする意義を見出せなくなり、最終的にファン活動自体から手を引いた。手を引いた時はこのジャンルほど熱くなれるものはないだろうと思っており諦め半分だったが、幸い今は別の推しができ現在はそちらで割と平和に活動できている。だがやはり少し引きずっていることも事実である。
ネットストーカーに遭遇して得た教訓としては、プライバシー管理はきちんと行う事であり、個人情報はよほどの事がない限りは個人相手には開示してはいけないということだ。当たり前かもしれないが、こういう被害に遭いようやく対策を行うことで得られる安全を実感したわけだ。
原因となったジャンルで知り合った方とは幸いなことに二人ほどジャンル移動後もやりとりがあった。当時のジャンルの界隈には数年いたことと、二次創作がかなり少ないジャンルだったため、ジャンルの人として覚えられたということは良かったかもしれない。私自身当該ジャンルの二次創作としては割と珍しいものを描いていたということも大きかった。といっても、センシティブ創作メインの中で健全寄りの二次創作をしていた方であるが。おかげで作風としての文句を言う人には遭遇しなかった。
作品のプレゼン力は鍛えられたと思うが、ジャンルの公式側自体がやる気がないということでファンがあまり増えなかったことは残念だ。一人だけ自分の影響で全話DVDを購入してくれたため、一応目的としては果たされたことが救いである。当時の作品への愛情に懐疑的になった時はそれを思い出すようにしている。
今となってはあまり思い出したくないこともあるが、いつかこのジャンルで創作活動をしていたことは無駄ではないと思える日が来ればいいと思う。公式に何か動きがあれば…と思いつつ。