
10年~数年に一回程度、ドはまりする作品がある。ここ10年くらいはこの先はまるものはないであろうと思ったタイミングだと思っている。
先日、「家なき子(1977)」の全話視聴を完了し、余韻に浸っている。原作の要素をきちんと拾って、そこに娯楽としての要素を付加していることに感動したわけである。ここまでフィクションに心を揺さぶられることは数年ぶりだった。
私はそもそも萌えの沸点が高い。基本的にはその時に推しているものが一番であり、それ以外はそれほどでもないということだ。これでもまだいい方で、昔は推しているもの以外はどうでもよかったという排他的な考えだったと思う。そういうこともあり、心を揺さぶられる作品に新しく出会えることがとても幸せだなぁ、とも思っている。
私は基本新しい物にハマった時に関心は新しい作品の方に向くため、以前推していたものを観返すことがあまりないし、あったとしても当時のようにのめり込むことができない。ハマっている期間が長いため、「熱しやすく冷めやすい」とも言えないが、性質的にはそっちに寄っている自覚はある。
新しいものにハマったことにより、環境をリセットする気が起きてSNSを一旦やめ、二次創作は自分で楽しむ…ということができるようになったことは嬉しい。好きなものが変わらない間は人間関係にも未練があるということだ。嫌な思いをして、その嫌な思い出を抱えたままファンコミュニティに居続けることは辛いことだ。二次創作名義で書いた場合砂かけにも程があるような表現だが、本当にそうとしか言いようがない。よって当時のフォロワーが見ないであろうここに書く。
推しはまた変わるかもしれない、それを念頭に入れて当面は過ごしていく。それが一番いいと私は考えている。