
「フランダースの犬」だけバッドエンドが確定しているので観てないけども、先日観終わった「ペリーヌ物語」でサブスクで観られるものの視聴はひと段落付いた。
私が1970年代のアニメを少しずつ観るようになったのは、おそらく当シリーズの影響である。このシリーズ以外だと「家なき子」と今視聴中の「宝島」くらいということで、それらを含めると全て海外文学原作ということに気付く。ゆえに、正確には「海外文学原作とされるもののみ平気になった」という状態だ。(「宝島」が楽しめたら国内文学が原作である「ガンバの冒険」に手を出したい)
世界名作劇場で推している作品は三千里からフローネまでの初期作、そこからサブスクにない作品を飛ばした中期作であるセーラから若草物語、そこから一気に飛んでロミオの青い空という感じである。世間の世界名作劇場のイメージと概ね合致する形となるため、自分の好みもどうやら「世界名作劇場らしい作品」ということらしい。
全部観終わってみると大幅な改変などにいくつか思うことはなくはないが、それでも自分が視聴可能な範囲の作品でつまらないと思った作品は一つもないことに気付く。要するにシリーズ自体と相性がいいらしい。BS時代になると作風が変化しているようであるため、そこまで手を出すとすべて面白いと言い切れなくなりそうであるが…(ゆえにあまり興味がない)
サブスクにない作品については金銭面からあきらめざるを得ないかな…という感じである。気になる作品は多いのだが。
それと、「ペリーヌ物語」の感想。
ペリーヌという少女は相当しっかり者だ。それゆえに母をよく思っていない祖父に自分の身分を打ち明けるか迷い葛藤するシーンはギャップという意味でも身に染みる。
ペリーヌは真面目すぎるゆえに悩むのだ。
だから私はペリーヌと祖父か共に救われる結末が好きだ。社会貢献という形で幸せを分けることができることも彼女らの思いやりが伝わってくる。自分にとってシリーズ視聴の締めくくりに相応しかった。