②6月:ムーンストーン【幸運、恋の予感、円満】
ムーンストーンは、6月の誕生石の1つとして知られている美しい宝石になります。この石の特徴は、その独特の光沢感にあります。ムーンストーンは長石グループに属する鉱物で、内部に細かな結晶が平行に配列していることで、月の光を反射するような青白い光を放っています。この光沢は「アデュラレッセンス」と呼ばれており、ムーンストーンの最も魅力的な特徴の1つになります。ムーンストーンの意味や効果については、古くから様々な伝承が存在しております。月を象徴する石として、女性の象徴でもあるムーンストーンは、女性の心身のバランスを整え、愛情を深めると言われています。また、ムーンストーンは精神的な安定をもたらし、直観力を高めるパワーストーンとしても知られています。ムーンストーンのジュエリーを身につけることによって、幸運を呼び込んで、心の安らぎを得られることでしょう。
③6月:アレキサンドライト【秘めた思い、情熱、高貴】
アレキサンドライトは、クロム含有量(がんゆうりょう)の高いエメラルドの一種となっています。自然光の下では緑色に見え、人工光の下では赤紫色に変化する特徴があります。この色の変化は、アレキサンドライトの最も顕著な特徴の一つになります。アレキサンドライトの名称は、ロシアのアレクサンドル2世の発見したことによって名前が付けられました。1830年代にロシアのウラル山脈で発見されたのが最初で、当時は非常に希少な宝石です。現在でも産出量が少なく、高価な宝石の1つになります。アレキサンドライトは、創造性・想像力を高める効果があると考えられていました。瞑想・ヨガなどの精神的な修練に役立つとされており、直感力・洞察力を高めるのに効果的だと言われています。また、ストレス解消・心の安定にも役立つと評されているのです。さらに、アレキサンドライトは、健康面でも様々な効果が期待されます。視力の向上、目の疲れ軽減、眼精疲労、免疫力の向上、肝臓、腎臓の機能改善にも役立つと考えられています。このように、アレキサンドライトは6月の誕生石として知られ、創造性、精神性、健康面でも様々な効果が期待できる宝石となっています。その希少性と美しい色の変化から、多くの人々を魅了し続けているのです。
①7月:ルビー【情熱、良縁、勝利】
ルビーは、主成分がアルミニウムとクロムで構成され、非常に硬くて耐久性が高い宝石になります。産地がアジアに偏っているため、希少性が高く、高価な宝石の代表格となるでしょう。特に上質なルビーは非常に高価で、宝石の中でも最も高価な部類になります。特に「ピジョン・ブラッド」と呼ばれている最高級のルビーは、深い赤色と透明度が高いことが特徴的になっています。ルビーは古くから尊重されてきた宝石、富、権力、情熱を象徴するとされてきました。また、ルビーは血液循環を良くし、心身のバランスを整える効果も期待できます。結婚40周年の記念石は「ルビー婚」としても知られ、深い愛情を象徴する宝石として贈り物にも適しています。