今月は海外文学ばかり読んでいた/買った月だった。

- ロミオとジュリエット(KADOKAWA)
- 秘密の花園(新潮)
は以前感想を書いたため省略。
写真にあるものだと「白雪姫~」も原作からアレンジが大きすぎると思えたため省略するが、アニメ向けの作風だとは思った。
ロビンソン・クルーソー(福音館)
「ふしぎな島のフローネ」→「スイスのロビンソン」の流れから読む。読み終わって最初に思ったことは「ロビンソンの親って、ラストの時点でもう死んでいるよな…」だった。ロビンソンは数十年も一人ぼっちで島にいたわけだが、よく気が狂わずに済んだなと思う(まあ途中で仲間はできるが…)
「スイスのロビンソン」の時も思ったけど、無人島で暮らすという経験は上手くやれば自活能力の向上なのだなあ。
美女と野獣(KADOKAWA)
ルッキズム的な話が結構多い印象だった。外見至上主義に惑わされる人と真実を見据える人との分かれ目。外見に惑わされないことは大事だけど、実際はなかなかそう上手くはいかない。
あと表題作に引っ張られたか、上流階級の話も結構多かったな。普段中流・下流の主人公の話ばかり読んでいる身としては結構新鮮だった。
家なき子(偕成社、青空文庫/ともに電子版のため写真なし)
現在新潮文庫版を読んでいる(1977年版アニメの研究目的として)ヴィタリスがレミに対してしたことは一見人身売買なのだけど、実際は…結果的には?ジェロームから救ってミリガンの元に届けるような役目をしていたんだなあと思う。要するに結果オーライな話だよなとは。
作中で出てくるお菓子が、アニメや新しい翻訳だと「クレープ」「ホットケーキ」なのに、青空文庫版だけ「どらやき」が含まれることに驚いたりもした。
今読んでいる本は諸事情でタイトルが出せないが、以前抄訳で読んだバージョンよりよっぽど汚いイメージだあるとだけ書いておく。あと並行して「月魚」の再読もしている。
新しく買った本は「メアリと魔女の花」「青い鳥」「変身」。読み終わったら図書館で「冒険者たち(ガンバの冒険の原作)」を借りたい。
