
バッドエンドだけど面白かった。ハイルナーのキャラが強烈というか…。
ハンスとハイルナーの関係にとても惹かれた。ハイルナーはハンスに依存していたのかなあと思うけど、なんだかんだで感化されていくハンスがかわいい。海外文学でもブロマンスはやっぱり良いものだと思う。
ハンスの人生って学生時代の教師とかから見ると「せっかくの優等生だったのに、ハイルナーという不良と絡んだばっかりに人生をダメにしてしまった」とかなんだろうなあ…と、ハンスの心情と大人の態度にあまりにもギャップがありすぎる。
最終的にハンスはおそらくアル中で死亡するんだけど、それもハイルナーを失った悲しみとそれにより人生を踏み外した悲しみがあったんだろうと。表面では楽しそうに仕事をしていたけども、やっぱり喪失感はぬぐえなかったんだな。
ハンスのそばにハイルナーがずっといたらどうなってたんだろうな。もうちょっとハンスには違う道があった気がする。最終的にハンスは工場員になったけど、本当は研究とかの道に進みたかったのかな。
半分くらい作者(ヘッセ)の実録らしくて、ヘッセはハンスほど不幸にならなかったけど…と考えると、ヘッセの心の闇が描かれていたのだろうかとも思ったりする。
