私は、就寝後、ほぼ毎日、「夢」を見る。
夢の中の内容は、日によって、様々だ。
非日常的な、楽しい夢を見る日もあれば、非現実的で実際には、起こりえぬような夢を見る日もある。
時には、恐ろしい人物や恐ろしい生き物が、自分に対して、遠くまで追いかけてくる夢を見ることもある。
特に自分の予定が忙しい時期だったり、心身ともに疲労していたり、頭の中が不安な考え事でたくさんな時、
自分が睡眠薬や精神安定剤を服薬した後なども、薬の副作用の影響により、怖くて恐ろしい夢を見ることがある。
どの夢も、体感や感覚がとても現実に近くて、これは夢ではなく、現実なのではないかと、
ほぼ毎回の夢の中で錯覚をする。
恐ろしい夢や怪我をした夢などでは、本当に痛みを感じる夢もある。
針や包丁のような鋭い刃物などを、自分の手や脚、肌に直接、刺されているような感覚だ。
また、指を切ってしまった痛みや、殴られている感覚、火傷の感覚も直接的に感じる。
実は、夢の中で痛みを体感する人々の割合は、少ないとネットでの検索で見たことがある。
夢の中で痛みを体感するという現象の背景には、何か根本的な原因がありそうだ。
例えば、自分が体調不良だったり、精神的に落ち込んでいたりすると、身体の痛みや苦しい気持ちが、
まるで映画のスクリーンのように夢の中で反映されてしまうのだろう。
身体や心の不調の限界のサインを夢の中で一生懸命に伝えてくれているのかもしれない。
また、今後に起こりえる危険な出来事への警告夢なのかもしれない。
人には、第5感があるが、僅かに芽生えている可能性のある第6感が、
未来の、とある予感や感覚を、生み出しているのかもしれない。
私は、恐ろしい夢を見ている時に、「今、映画館で自分がホラー映画を観ているから、
怖い出来事が起こっているのだ」と、錯覚をする。
しばらくすると、恐ろしい夢から目が覚める。そこで私は、夢のまた夢、「二重夢」を見ていたのだと実感する。
私が体験する、ほぼ全ての夢の感覚は、本当に現実のようにとてもリアルで、身体の痛みや精神的な痛み、
また、実際に自分の舌で味覚の感覚も感じる。甘み、辛み、苦み、酸っぱみなども神経を通して伝わってくる。
別の夢の体験談には、自分の学生時代の授業の状況だったり、同級生と会話をしている様子だったり、
同級生と一緒に出掛けたり、何かのミッションをクリアしようと努力する夢も見る。
学生時代の夢を頻繁に見るということは、自分の場合、学生時代の体験や思い出などが、
とても印象深く残っているのだろう。
自分は、中学生時代、対人関係や自分の悩み、コンプレックスなどが原因で、精神疾患になってしまうくらいに
とても悩み、苦しい思いをしてきた。
現在は、数年と時が経ち、トラウマや苦しい思いが改善されてきた。
思春期の体験や思い出、目に映る光景は、生涯にも、夢にも根強く記憶に残るのだろう。
思春期には、きっと皆が、たくさんの悩みや葛藤を抱え、苦しんでしまうと思うが、
自分が癒される空間や趣味を持ち続け、心身ともに健康になれる習慣を身につけ、
また、時が経つのを待ち、苦しい記憶を少しづつ、蓋を閉じていけるように願っています。