前作の主人公みもざの同期であるつぐみが主人公の話で、つぐみはみもざ経由でキッチン常夜灯を知る。
つぐみはみもざが働く店舗の本部で働く女性であるが、彼氏と上手くいかないことが悩みの種だった。
仕事に行き詰まると同時に彼氏ともぎくしゃくしてしまうわけだが、実は彼氏の上司、つまり彼氏が務める店の店長(以下、「(彼氏の)元上司」)が原因だった。正直「元上司」が左遷されたときはざまあみろと思った(笑)そのくらいひどい店長だったとしか言いようがなく、彼女が左遷される過程でつぐみと彼氏の切れかけた縁は回復したわけなのだから、怪我の功名だよな。
「元上司」とは対照的なのが、チェーンで一番の売り上げを誇る店舗の女性店長の存在。最後左遷された「元上司」が、そっちの店長の部下になるという話からも分かるとおり本当に対照的。仕事への真剣さも、営業成績もまるで違う。「元上司」の店舗のアルバイトやパートがすぐに辞めていくことを考えると、ある意味上司ガチャである。
みもざやつぐみが働く企業は「シリウス」というファミレスを経営する会社なのだが、後半でチェーン店の一店(前述の全店舗で一番の売り上げ)に珍しく貸し切り予約が入る。普段受け付けていないが、これはやりとげなければ、とつぐみは本部に交渉することとなった。見事本部に交渉が受け入れられたときは感激した。つぐみも自分にとっての常夜灯のような存在が自社の店舗にあるとは思わなかっただろうなと。
つぐみの管轄するシリウスも店長や社員次第で、常夜灯のような理想的な店にすることができるということが証明されたのだろう。
