無断転載、無断引用、加工、DL、自作発言、AI学習禁止、再配布等禁止。
I wholly forbid the reproduction and manufacturing of my work without permission.
———————————————————
こんにちは、Heinzです。
暦の上では9月に入りましたが、まだ、夏のままのような暑い日が続いておりますね。
今回は月あたまから、薄暗い話をしたく思います(笑)
ある意味問題提起かな。
さて、私は作家としての活動歴がそれなりの年数あるのですが、良いものを作ってもそれが、すぐ収入に繋がるという事はなく、日々、酷く焦ったりもどかしさを感じたりしております。
作品を人に見ていただいた時、大体の方は褒めてくださいます。
勿論販売しようとして制作しているわけなので、それに値するクオリティで表に出していますから、良いと思っていただける確信はあるのですが。
傲慢に聞こえるかもしれませんが、仕事としてやっていくならどうしてもそうなります。
自信のないものは表に出せませんし、妥協すれば、手にとってくださった方がもし気がつかなくても、自分が許せなくなるので。
しかし、評価をいただいたからといって、それが必ずしも収入に繋がるわけではありません。
むしろ、殆どないのでは無いでしょうか。
私の場合は、自身のマーケティング不足の部分も否めないのですが。
「ほしい!」「すてき!」と言った声を頂戴する事はありますが、あまり鵜呑みにしてはいけないのだなと常々おもいます。
大体、そういう方々は「ただで、良いものが見れる場所だからこそ、気軽に、軽率に褒めている」だけなのです。
それに金銭的なものが発生するとなると、途端にすっと目を背けられてしまいます。
例えばSNSで素敵な画像を拝見すると、いいね!を押しますが、欲しいかと言われるとそうでもない。
ほぼ脊髄反射です。
その作品に「○○で販売中」「○○円」等、商売を匂わせる記載があるだけで、人の気持ちは何故か萎えてしまうようです。
皆が皆、趣味でやっているわけではありません。
TLを潤す為に無料で掲載しているわけではないのですけれど…
まるでウィンドウショッピングのようです。
買わずにただ見るだけ。
作家の仕事は、慈善事業ではありません。
インターネットの普及やSNSをやっているのがが当たり前の世になって、「良いものを無料でみられるのが当たり前」になりすぎているような気がいたします。
それに慣れ、甘え、あぐらをかいていると、いずれこの世から本当にいいものが無くなってしまうのではないかと不安です。
いざ、普段そうやってみていた物が無くなってなってしまってから「あれ、好きだったのにな…」「なくなる前に買っておけばよかった」と後悔しても遅いのですよ。
私自身も含め、世の作品やコンテンツが一体どうやってできているのかよくよく考えてみた方がいいのかもしれませんね。
─Heinz