【ネタバレ】「赤毛のアン」を再読した

多分複数の邦訳を合わせると5〜6回くらい読み返しているかな。アニメは世界名作劇場(高畑勲)版のみ視聴済。どっちも名作!

最初に2024/08/09ごろに書いた感想より引用する。

アニメ「赤毛のアン」の全話内容を概ね網羅している形となる。(よって、アニメの続きは2巻以降となる) 序盤で印象的だったのは、ぽっちゃりに憧れるアン。ダイアナに惹かれたのってそのせいなんだろうか…と思わなくもない。 文章なので、アンの言語優位が顕著に現れている感じ。
迫力満点というか。そんな感じなので、序盤のマリラの態度もすごいわかるのだけど、16歳になったアンを見て少し寂しいと思うのは親バカだよな。(マリラは根はいい人なんだよな。少なくともネグレストはしてないし)
ギルとの関係の進展にニヤニヤしたり。ショートヘアの時に髪を褒めるのはどうかと思うが…(「にんじん頭」発言の後w) 16歳アンは頑張り屋なんだよな。勉強は嫌いではなさそうだし、文章は上手な感じで意外と頭よかったんだなと。
終盤はアニメ通りマシュウは死んで、マリラは治療をしないと失明みたいな感じなんだけども、その後アンが将来を考え直してマリラに尽くすシーンはやっぱりいいなあ…なんて思ってしまうわけです。

改めて村岡版で1巻を読み返すと、この1巻で綺麗に完結していることに気づく。2巻以降も楽しめる部分はあるわけだが、きれいに完結している。なので長いと敬遠している方に1巻だけ読ませるのも十分ありだと考える。(モンゴメリ氏は一巻だけで終わらせるつもりだったらしい!)

上記の感想を書いた時点ではNHK版のアニメの制作発表はされておらず、自分はそちらは観ていないが、高畑勲監督版、一般的に言われる世界名作劇場版の完成度に原作を読んだうえで改めて驚かされる。20世紀初期の少女小説が持つ独特の空気の表現に関しては世界名作劇場のお得意技とも言えるのだけど、アンはそれが顕著だ。高畑氏は後にジブリ作品に関わっていくということで、ジブリ作品が好きな方にもこの作品はおすすめできる。

アンのマシンガントークは原作でも高畑版でも再現されているが、どっちもアンの勢いが出ていて素晴らしいと感じる。原作を読んでいても山田栄子さんの声が脳内で再生されるのだが、それがものすごく良い。よって、自分のおすすめは高畑版アニメを観てから原作1巻を読むパターンだ。声優さんの声がハマりすぎている!

幼い頃のアンと成長したアンのギャップもこの作品の魅力だ。あんなに饒舌だったアンが成長しおしとやかになるのもいいけれど、時にマリラが思うように幼い頃のアンが恋しくなるのだ。そういう意味では大人が読むとどちらかといえばマリラやマシュウに感情移入するんじゃないかなと思う。マリラは最初アンの饒舌さにドン引きしてたけど、どんどんアンに惹かれていく描写が丁寧で素晴らしい。最初から暖かく見守るマシュウとのギャップも素晴らしい。

ラストといえば、ギルバートのフォローも良い。最初はアンに対してはからかうだけだったが、石板をぶつけられた瞬間からアンに惹かれていったのか…。かわいい。

結末はビターエンドとも言えるが、家族とは何か、を考えさせる結末だと思う。

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bio

普段は別名義の個人サイトで二次創作やっているような、いにしえのオタクです。ここは一次創作と雑記置き場です。

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