※読書感想記事ですが、若干雑多です。
少し前に読みたい本のリストを一旦初期化しよう!と思い、じゃあ好奇心として読みたいものを優先して読もう…ということで、前々からちゃんと読み直したかったエクトール・アンリ・マロの「家なき娘」を読み終わった。
プライベートで運営しているサイトやブログで「家なき子」の考察をしているゆえに、同著者の本を何冊か読んでおきたかったわけである。
マロ氏については邦訳が出ているもので、図書館に所蔵されている作品だと上記含め3作品しかないからか、割とすぐ済む作業ではあるが…。現在残りの一冊に着手している(そっちはかなりマイナーゆえに自分のサイトだけに感想を置くとは思う)
しかし改めて「家なき娘」を読むと、「子」の方とどの辺を対称にしたのかが分かる。ゆえに一部の映像化がとても残念に思えてしまいちょっと憂うつになってみたりもする。
ちなみに「家なき娘」は自分の記事でも以前言及した「ペリーヌ物語」の原作であるが、前半は全てアニオリだということを知った上で実際読むと、かなり上手く作られたアニオリだったんだな…と実感してしまう。自分は大衆文学原作作品のアニオリに関しては原作にない隙間を埋めるくらいでいいとは思っている。…今年色々思うことがあった故に。
同著者の「ロマン・カルブリス物語」も読んだが、下地になったとはいえやはり地味。「家なき子」のような超展開や、「家なき娘」のような頭脳派サバイバル(?)みたいな尖りがなくて物足りなかった。しかし作者のルーツが知れたことはよかった。
詳しい感想についてはプライベートでやっているサイトの方に書くため書かないが、色々と腑に落ちたことが多くあり読んでよかったと感じた。
作者に焦点を当てたテクストの読解というものはなかなか面白い。自分も今年に入ってから少しずつするように心がけているが、作者の経歴や過去作に絡めて考察を書くという作業はなかなか楽しいものだ。
来年は「モンテクリスト伯」に挑戦しその後にアニメ「巌窟王」を視聴したいが、どうなることやら…
