気が付けば生まれていたこの世界で──
運よくここまで生きてこれたけれど。悲しいこともたくさんありました
楽しいこともたくさんあったはずなのに…
何故か記憶にあることは辛いことが多くて。
人間、命を守るために。危険を避けるために。
そういう記憶が残りやすいと聞きました
特に女性は男性よりも身体的に弱いためより強く出やすいのだとも
そうか、そうか。
わたしはわりとしぶとくって・・・親族の中でひとりだけ残ったけれど
そうやって命を守ってきたから、こうして悲しいことを覚えてるのかもしれないね??
中学生の頃の私の手を見て白魚のような手だね?と褒めてくれた叔母はもういない
いつもお前はろくなことをしない、と口癖のように言っていた母はもういない
ひとりになるのが怖いよ、と私に電話をくれた兄ももういない
私を忘れてしまったけど、母に顔が似てるね?と笑ってくれた祖母はもういない
月の砂漠をギターでよく弾いていた父の声はもう思い出せない
過去を振り返ると、そのすべてがどろりとしていて
やさしいあたたかいものではなくて。それでも・・・大切な生きてきた時間で
なんでだろうか。痛くて仕方ないこともあるのに手放しがたいのだ
正直。母のことは特にトラウマで
亡くなったとき、心の中で素直な感想として「あぁ、やっと解放される」と思った
けれど…翌年生まれた娘が大泣きをしたその表情は母に…
母が顔をぐしゃぐしゃにして激怒した姿に瓜二つで。
母は、娘の姿を借りて。
またこの世に生まれてきたのかとすら感じたこともありました
赤ちゃんはとても不思議で母の表情もすれば、兄の顔にもなる
なんなら夫の姿にも似ている瞬間もあり・・・とても不思議でした
そして。結論として思ったことは
娘は全ての血と繋がっているんだなぁということ───
私も、夫もそれは同じで・・・
知らない先の先の血縁の方たちの何かと繋がっている
自分の記憶にない時間の中で。
母たちは「誰かに似てる」と笑いあったんだろうか
娘はどんなことを覚えていくんだろうか
せめてその中の記憶が少しでもあたたかいものであるように
今日も。娘の待つ校門へいこうとおもう
帰り道は寒いねー、って握って帰ろう
おうちに帰ったら。一緒にお風呂であたたまろう
──毎日少しでもやさしいかけらたちで埋めていきたい
(普段はまろやかなものを書きたいけれど・・・
暗い気持ちも言語化して整理整頓したいと書き出しました
いつかのメモ。この気持ちはここに置いていこうね
明日は晴れるかな?いい日になりますように)
