本音はなかなか書けない

現実的な問題として、人間関係を良好に維持するために言ってはいけないことがある。私は思ったことをすぐに言ってしまいがちだから、特に気をつけなければならない。

でも人によって、どんな言葉やどんな話題が傷ついたり嫌な思いをしたりするか、私にはよくわからない。前もって「こういうことを言われたら嫌だ」とか、「こういうことをされたらつらい」と説明してくれたらいいのに。でも、実際のところそんな風に説明してくれる人はいない。

だから、私はいつも若干怯えながら、気を遣いながら会話をしている。そうしないと「ひどい!」と泣いたり怒ったりして傷ついてしまう人がいるかもしれないから。

それでも、書く表現は自由にしたいと思っていた。書くのは好きだし、自分の思っていることや感じたことを自由に書いていいのだと。でも、最近書くこともあまり自由ではないのではないかと感じるようになっている。

例えば、普段言えない本音や怒りや不満をここで書いたとしたら、たぶんすっきりすると思う。でも、この書いた記事が掲載されるサイトを両親や身内、友達が見たら傷つく。

以前、私は違うサイトで書いた記事のせいで、友達を傷つけたことがある。
別にその友達の悪口を書いたわけじゃない。ただ、自分が傷ついて悲しかったから「自分に友達なんていないんだ」という内容を書いただけだ。しかも読んでほしいとか言ってその記事のリンクを送り付けた覚えもない。しかし、それを読んだ友達は傷ついてしまった。

よく書けたと思った記事のリンクを送った記憶はある。たぶんのその記事のリンクから、他の記事も見てくれていたのだ。それで、私が病んでいた時期に書いた記事を見て、ショックを受けたのだろう。

それを教訓にして、身の回りの人にはこのサイトのことは話さないことにしようと思う。(場合によって、親には言うかもしれないけれど)

ただ、書くことも際限なく自由というわけではなさそうだ。それがとても悲しい。

また、何でもかんでも自由に書き綴った結果、将来的に困る可能性もある。
自分がしばらく経ってから見直したときに「こんなこと書いてたのか・・・」と後悔したり、恥ずかしくなったりするかもしれない。もしそうなっても、この記事をどうこうする権利は自分にはないのだから後の祭り。

書くことってつらい。楽しいけど、つらい。
そういうことを最近はよく考えている。

できるだけ、楽しい話題を書くように頑張る。…でも、どうしても疲れたときや悲しいときは、もしも、もしも書いていいなら、いつかここで弱音を吐きたい。

もう少し頃合いを見計らってから。

終わり

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テオ

はじめまして。テオと申します。自閉症スペクトラム障害(ASD)です。主に物語とエッセイを書きます。よろしくお願いします。

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