イメージチェンジを後悔している話

髪をバッサリ切って、明るい茶色に染めた。


どうしてかと聞かれると、「イメージチェンジ」をしたかったからだとしか言えない。
もっとしつこく聞かれるなら、髪を切ったのはさっぱりしたかったからだし、髪色を変えたのは気分を明るくしたかったからだ。

でも、たかが髪型と髪色を変えただけで、私自身が別人になるわけじゃない。そう私は考えているし、私と関わっている人はそう思ってくれるだろうと期待していた。

だから、そうでもないという事実に驚いている。

もっと言えば、私が変わっていないと思っても、相手が勝手に「変わった」と思って、態度をよそよそしくすることがありうるということにショックを受けたのだった。

誰とは書かないけれど、私の髪型と髪色を見て、笑顔のまま固まっていたのが記憶に焼き付いている。その後の私への対応もどこかよそよそしい印象を受けた。

プロ野球選手がメジャーに行ったとたん、髪を金髪に染めると「チャラくなった」とか、「幻滅した」とか言い出す人と同じ心理なのかもしれないなあとは思う。

勝手に相手に個人的にイメージを持っていただけのくせに、相手が少しでもそのイメージから外れた行為をすると、これまた勝手にガッカリするのだ。身勝手極まりない。その人のことを何にも知らないくせに。

私も逆に、私の髪型や髪色を見てショックを受け(たように見える)、勝手に幻滅し(たように感じる)、よそよそしい態度を取り出すような人(だと思う)に非常にガッカリした。

私のことなんて「見た目が太っていて、もっさりした無害そうなやつ」くらいにしか考えてなかったのだろうな、と思う。それが急に髪を短くして明るい茶髪にしたものだから驚いたんだろう。

なんだか本当につまらないし、くだらない。

イメージチェンジなんてするんじゃなかったな。

終わり

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テオ

はじめまして。テオと申します。自閉症スペクトラム障害(ASD)です。主に物語とエッセイを書きます。よろしくお願いします。

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