はじめまして、桜もちのすけと申します!
本日は自己紹介としまして、私の好きなものを2つ、ご紹介させてください。
まず1つ、
私は物語を考えたり、書いたりすることが好きです。
どれくらい好きかと言いますと、飽き性寄りである私が小学生から書き始めて大学生、社会人と今に至るまでやめられなかったくらい好きです。講義や職務中もずっと物語のことを考えていました。
将来の夢はもちろん、小説家になることでした。
理由は明白、小説家になれば大手を振って小説が書けると思っていたからです。
プロデビューを目指し文学賞に応募したこともあります。
大学生の頃です。普通に一次選考落ちし、嫌々就職しました。「まあ、働きながらでも小説は書ける。いや、むしろその方がカッコイイ」と思い直したからです。
さて、ここからさらに私のアホなところをご紹介させて頂くことになるのですが、
社会人は予想以上に忙しく、不器用な私は仕事と創作を上手に両立させることができませんでした。水面下で息を詰めるように我慢して過ごすうち、このままでは溺れると思い仕事を辞めてしまいました。
仕事を辞めてからはアルバイトを点々とし、憑りつかれたように『何らかの新人賞を獲って作家デビュー』することに固執するようになりました。
仕事との両立が難しかったために会社を辞めたのに、ナチュラルに同じミスを繰り返しているところが私の最アホだったポイントですね。
書いても一次選考すら通過せず、小説家養成本を読んで『下手な鉄砲数撃ちゃ当たる戦法』の実践を試みるも遅筆なせいで思うように作品を量産することもできない、アルバイトは続かない、徐々に面接にも受からなくなり、激しい焦燥と未来への強い不安の中、馬鞭を振るうように言葉を吐き出し続けていました。
早く書かなければならないのに、頭が働かない、何も思い浮かばない。
今日も何もしなかった。早く書かなくちゃいけないのに。
早く! ――でも、誰にも求められていないのに?
『小説家になりたい』というだけだったはずの私の夢はいずれただの執着となり、執着は独り善がりという罪に、罪は自責という罰に。執着クリームの罪と罰ミルフィーユが出来上がる頃、私はあんなに好きだった小説をとうとう書くことも、考えることすらできなくなっていました。
そんな限界無職☆引きこもり自罰ミルフィーユ職人だった私が、こうして就労支援B型事業所に通えるようになるほど、また小説を書きたいと思えるほどに精神面を回復させることができたのはもはや奇跡としか言いようがありません。
私をここまで助け、導いて下さった皆々様には感謝してもしきれません。
その中でも様々な奇跡のきっかけを生み出してくれたものがあるのですが、それが自己紹介2つ目の好きなもの、
母との10時のお茶タイムです。
溜まってきた香典返しの煎茶消費のために急遽始まったティータイムでしたが、煎茶は飲んでみると殊の外おいしくて楽しく、私の固定観念を次々とうやむやにしてくれました。
元来私は「こうあるべき、○○しなければならない」などの完璧主義的な思考の癖を持っていたのですが、なんとお茶には正解がないのです。
濃かろうが薄かろうが自分が淹れたからにはまあ飲むし、飲んでしまえば、それはそれで、まま美味しいのです。
しかし調べてみれば『美味しさ』の正解はないが、『淹れ方』のコツさえ掴めば自分好みの甘さ、渋さをコントロールすることができるというのです。
「ほお、じゃあ誰もが美味しいとビビるお茶を淹れてやろうじゃん」と完璧主義は腕を鳴らして本のページをめくりました。
そのコツとは、急須を持つ手や指、腕、肩の力を抜くこと。
余分な力を抜き、リラックスして急須をそっと傾けること。
そしてお茶を淹れることを心から楽しむことだと言うのです。
……それだけ? 目から鱗でした。
私は今まで歯を食いしばって、全身を強張らせて、耐えるような息を詰めるような生き方しか知らなかったので、いいえ、生きるとはそれが正解だと思っていましたので、リラックスして楽しみながら淹れることが茶葉本来の旨味を引き出す方法と知ったときは本当に衝撃でした。おまけにどんなお茶を『美味しい』と感じるかはマジで人による、などほざきますし。
なんて勝手な!
なんて自由で、楽しそうな。
羨ましくて眩しくて、私もお茶のように生きたいと思いました。
そうして、お茶によって外れかけた固定観念の隙間から生まれたのが、私のニックネームでもあり、アイキャッチでもあり、今後製作していこうと思っている『桜もちのすけ』というキャラクターです。
ニックネームを考えている日に食べていたお茶請けが桜もちだったことが由来です。
もちのすけというキャラクターは、桜もちなりに己の目的にまっすぐで、態度言葉遣いではわかり辛いかもしれませんが使命の遂行に情熱的です。しかしそのため、融通の利かないところがあったり、意固地や慇懃無礼と捉えられて疎まれてしまうことも少なくないかもしれません。
桜もちにしては灰汁の強い自分にコンプレックスを抱えているかもしれません。
そんなもちのすけが、人間の女の子『ちやこ』とともに互いを認め受容していく、そんな成長の物語を描けたらと考えています。
私自身もまだまだ勉強中の身です。至らないことも多々あるとは思いますが、皆様のお力を借り、成長していきたいと思っておりますので、もちのすけ共々、どうか温かく見守って頂けたらと思っております。
たくさんのものに助けられてきた私が、今度は皆様のお茶になることが今の私の夢です。
追伸
長々とここまでお付き合いくださいまして、本当にありがとうございました。
最後に、お茶とお菓子の美味しい食べ合わせのことをペアリングやマリアージュなどと呼ぶそうですが、お茶タイムによって得た気づきがもう1つあります。
それは、どんなお茶にも合うお菓子は必ずあるということです。
私はまだまだ文章力も物語の構想力も未熟です。一生懸命書くけれど、おもしろいと思って頂ける実力ではないかもしれない、そもそも誰の目にも止まらないかもしれない、など不安の種は尽きません。
ですがどんな高級玉露だって淹れなければ、お菓子とのペアリングもクソもありません。
どこかに私のお茶を「美味しい」「合う」と思ってくれる誰かがいると信じて、作品を作りながら技術を磨いていこうと思います。
傲慢ではありますが、今、精一杯淹れた私の物語があなたのお口と、心のお菓子に合いますように願っております。

