孤独な私に妖精を

見えないものを「いない」と言ってしまうのは簡単なことではある。でも、それだとロマンがない。ちょっと物足りない気がする。

私には霊感も不思議な能力もない。ないけれど、天使や妖精はいると思っている。妖怪や悪魔などの魔物もいる。そんな世界観で人生を歩んでいる。

今世では叶いそうもないが、私は妖精を見ることと、彼らとコンタクトをとることが夢の1つである。

昔「ミルモでポン!」という漫画・アニメを観ていたが、あんなふうに自分にも願いを叶えてくれる妖精がやってきたらいいな~と思う。

恥ずかしい話、私にはほとんど友だちがいない。
友だちがほとんどいない理由は、自分の性格とか言動とか、容姿とかにいろいろ問題があるからだ。

それゆえ私は割と孤独である。基本的に会話をするのは両親とだけだ。他の人とはほとんど話さない。話す機会もないし、私自身も関わったとてどうせうまくいかないのなら別にいいと諦めかけている。

だから、毎晩ぼんやりと布団に入っているときなどには「ああ、このまま一生寂しいままなのかなあ」と悲観的な気持ちになってしまう。「仮に開くとしても、私の結婚式にもお葬式にも誰も来ないんだろうな」

本当に寂しい。寂しいのだ、私は。

もしも、妖精が来てくれたらこういった寂しさはなくなるだろう。私は妖精の善き友だちとなれるように努力する。そうすれば、妖精もきっと私の善き友だちになってくれるはずだ。

こうしたことを想像しながら、毎日ぼんやりと生きている。結局のところ空想のままだ。

私は時折寂しさを埋めようとするあまり、ぬいぐるみにすがることがある。

でも、いくら彼らを抱っこしたり撫でたりしたって彼らは何も反応しない。話しかけてももちろん答えない。動くこともない。

虚しい。非常に虚しい。

やっぱりぬいぐるみではダメなのだ。可愛くておしゃべりな生き物でなければ。…そうなるとやっぱり妖精と友だちになりたい。

現実の対人関係が上手くいかないのに、妖精とは上手くやっていけるなんて虫のいい話かもしれない。

虫のいい・都合のいい想像かもしれないし、願いかもしれないけれど、私は妖精と友だちになりたい。

妖精は不思議な力があるだろうし、仲良くなれたらきっと面白い。

今世では叶わなくても、儚い願いだとしても。
私は今日もまた、寝る前やふとしたときに妖精のことを考えるだろう。

終わり

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テオ

はじめまして。テオと申します。自閉症スペクトラム障害(ASD)です。主に物語とエッセイを書きます。よろしくお願いします。

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