緑内障の手術に至るまで~前編~

2026年2月に大学病院で、両目の緑内障の手術を受けた。

手術を受けるまでに何年も時が経過していた。

もともと規模の小さなクリニックにコンタクトレンズを購入するために通院していた。目は子どもの頃から悪く小学5年生から眼鏡をかけていたし、これまでも、違う病院にコンタクレンズを購入するために通院していて、その時の検査や診察で網膜裂孔であることが判明し、両目とも2回ほどその手術を受けていた。網膜裂孔とは、強い近視などで目の奥にある「網膜」に小さい穴や裂け目ができた状態をいう。私は症状が殆どなく気が付かなかったが、症状が出た場合、黒い点や糸くずが見えたり、視界の端が欠ける感じになったりする。網膜裂孔を放置すると、網膜剥離になる可能性があったので、手術を受けていた。3か月に1回ソフトレンズを購入しにクリニックに通院していたが、その通院の時に視野検査や眼圧検査をしており、だんだん右目の視野が狭くなって、コンタクトレンズを買わなくても3か月に一回通院するようになった。そして右目の視野がかなり狭くなり、大きな病院に転院したほうがいい、クリニックではこれ以上診られないと医師に言われ(クリニックでは手術ができないので)、紹介状を書いてもらい大学病院に転院した。今思えばコンタクトレンズを購入しに行き始めたころから、緑内障の気配はあったのかもしれない。殆ど自覚症状がなかったので、目が見えなくなる恐怖がなかった。目薬が処方され、ちゃんとそれを注していたので安心していたのだ。大学病院にいくまで、進行していることに気が付かなかった。両目で見ているので、まだ視野があまり狭まっていない左目でカバーしていたのだ。

大学病院に数年ほど、3か月に一回通院することになった。ほぼ毎回視野検査は行われた。

視野が狭くなるとか、眼圧が上がるとかは自覚症状がなかった。少なくとも両目で見ている分にはちゃんと見えているような気がしていた。眼圧が下がる目薬を処方されて、自宅で注していたが、視野が広くなって見えやすくなったり、狭くなるのを抑える目薬や飲み薬はなく、毎回検査のみで様子をみていたが、そのうちどんどん視野が狭くなり、2026年1月半ばに視野検査をして、その結果を担当医が診たところ、視野がかなり狭くなっていることや手術で眼圧が下がることなどを説明されたので、その場で、私は、手術をして眼圧が下がり、視野が狭まるのを抑えられるのならなるべく早く手術をしたいです(視神経への負担をできるだけ少なくして、見える範囲がこれ以上狭くならないようにしたい)、と担当医に告げた。緑内障というのは、初期は自覚症状が全くないので、手遅れになり失明することもあるから、医師に視野がすごく狭くなっていると言われたことは、非常にショックであった。

そして、手術をしたあとは目に細菌が入って感染や出血するのを防ぐ為、雑菌が多い温泉や銭湯、プールなどには入らないよう担当医に言われて、今までもそんなに温泉やプールに入ってこなかったが、もう入られないんだなと思うと少し気持ちが下がった。あと、コンタクトレンズも雑菌が入る恐れがあるので、しないように言われた。これからはずっと眼鏡生活である。

私が手術をしたいと言った日に手術日が決まり、その日に術前のレントゲン検査、血液検査、心電図検査、入院生活の説明も受け、入院及び手術の準備があっという間に終わった。その後術前の抗菌薬を術前4日前から点眼し、術後しばらくは入浴(洗顔も)ができないので入院前日に入浴を済ませておくように言われた。あと、麻酔は点眼麻酔だと言われて、しっかり意識があるなか行われる、入院までして行う手術が初めてだったので、何も分からないまま行うことで、より怖さを感じた。最初は麻酔が点眼麻酔だけかと思ったので、どのくらいの痛みがあるのか分からない未知の恐怖で、暗い不安が胸を占めた。ネットで手術の工程を調べて担当医に確認したら、注射での局所麻酔をするということが分かり、一瞬ほっとしたが、注射?と一気に頭のなかに鋭い針が思い描かれた。実際には、点眼麻酔で表面が麻痺しているので白目に打たれる注射の痛みも大分和らいでいたが、ちくっとして、鈍痛がはしる。そのちくっも意識がそこにいっているのですごく痛いと感じる。ちくっの次にきゅーっと圧迫されるような鈍痛がある。今ならどんな痛みか分かっているのであんなに恐怖を覚えないが、術前のそんな不安を手術当日まで抱えて過ごすこととなった。

後編につづく。

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はる組

こんにちは。 懸賞応募と海外留学などのエッセイを読むのが趣味です。 発達障害で困ることも沢山ありますが、どうよろしくお願いします。

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