1〜12月まで各月にちなんだ誕生石があります。
1958年に発表されたものから2021年12月、63年ぶりに新しく10種類が追加されました。
宝石というと日本人はダイヤモンドや真珠、ヒスイということになってしまいがちですが、ダイヤだけでも12色の種類があります。
新しく追加された宝石は以下の通りです。
New Birthstone
2月
クリソベル・キャッツアイ
白く細長い輝きシャトヤンシー(キャッツアイ効果)は悪いものを遠ざけるお守りとされています。和名でネコ目石と呼ばれています。目が出るなどいい意味も。
3月
ブラットスローン
豊富な模様柄のある石・ジャスパーの一種です。濃い緑にある赤い斑点は十字架にかけられたイエス・キリストの血と伝えられており、ヘリオトロープ=太陽を呼び戻す石とも呼ばれています。
アオライト
古代の船乗りたちが厚い雲や濃霧の中でも太陽の方向が知れるコンパスストーンとして使ったというエピソードが残っており、進むべき道を示すとされ旅のお守りにもなっています。
4月
モルガナイト
日本を代表する桜の花をイメージさせるピンク色から淡紫色の色合いが特徴。
モルガン財閥の創始者で4月生まれのジョン・ピアポント・モルガンに由来する。
6月
アレキサンドライト
濃いブルーから赤紫色など、光源によって色が変化するカラーチェンジ効果が強い石。
変色の程度が明瞭であるほど基調とされています。
ロシア鉱山から発見され、その時、誕生日だった皇太子アレクサンドル2世から名付けられたと言われています。
7月
スフェーン
結晶が楔(くさび)形になるため、ギリシャ語で楔=スフェノスに由来。和名は楔石と呼ばれています。二つのものを固くつなぎ合わせる絆という意味をもち、日本の初夏の森のように、力強くキラキラ輝きます。
8月
スピネル
ルビーやサファイアと外観が似ており、かつては混同されていたそう。
スピネルは結晶の先端がとがっているためトゲを意味するラテン語のspinellaに由来する。14世紀半ば、イギルス王冠に使われた「黒太子のルビー」がスピネルだと判明しています。
9月
クンツァイト
見る角度によって、パープル、ピンク、無色になる多様性が特徴。1902年に鉱物学者のクンツ博士がカルフォルニア州で発見したことからクンツァイトと命名された。アヤメの花の色合いを思わせることからカリフォルニア・アイリスとも呼ばれています。
12月
タンザナイト
1967年にタンザニアで発見された新しい宝石で、国名にちなんでタンザナイトと名づけられました。見る角度によってバイオレット、ブルー、ピンクなどさまざまな色が楽しめる多色性が魅力で、その色合いから「タンザニアの夕暮れ」とも称されています。
ジルコン
金色を意味するペルシャ語に由来するといわれていますが、黄色~赤のジルコンは花の名前ヒアシンスとしても知られています。そのため和名では和名では風信子(ヒヤシンス)石と呼ばれて親しまれています。
Other Birthstone
1月 ガーネット
2月 アメジスト
3月 アクアマリン・珊瑚
4月 ダイヤモンド
5月 エメラルド・ヒスイ
6月 ムーンストーン・パール
7月 ルビー
8月 ペリドット・サードオニキス
9月 サファイヤ
10月 オパール・トルマリン
11月 シトリン・トパーズ
12月 ラピスラズリ・ターコイズ
※ 余談ですが、私、なないろびとは5月生まれで、誕生石がエメラルドですが、近年、採掘量が年々減っており、希少価値で手に入りにくくなってしまいました。