この漫画は、本屋さんにふらっと立ち寄った時、ざーっと新刊のところを眺めていたら、なぜかこのタイトルが目に止まって、即買いしました!
【内容紹介】
突如として大洪水に襲われ、あらゆる文明は水没してしまう。
その後、氷河期を迎えて滅びかけた世界がテーマになっています。
そのなかで、生き残った少数の人類は、自給自足の生活を強いられています。
ダメ人間のユキ(男の子)は、リッカという少女と同居しているが、病弱なリッカはやせ細っていくばかり。
そんなリッカを見ているユキは、クズだけど、ダメだけど、イヤだけど、大事な君のために働かなくては!
『彼女に1日3食おいしいものを食べさせてあげたい……。』
と、決心します。
その後、他のいろいろな個性的な人たちとともに、この絶望的な世界のなかで、日々、助け合いながら、『生き抜く』ために、地道に努力していくという物語です。
【感想など】
少年ユキの成長を見守りながら、食事をすることの大切さや、大切な人のためも想う気持ちも、存分に感じ取れる、とても素敵な作品だと思います。
それほど、文字数が多くないですし、絵がゆるい感じなので、読んでいて、ほっとします♪
なので、普段、あまり漫画を読まない方にも、とてもおすすめです。
~滅亡寸前の世界で、少女のためにダメ人間が踏ん張る!~
私は、この漫画に出会えたことが素直に嬉しいです(^^♪
また、ユキにとって、大切な人であるリッカのために、勇気を持って、一生懸命に、努力する姿に感動しましたし、私も、頑張ろう!という気持ちになりました。
この漫画を読んでみて、感じたことは、私たちが日々、当たり前のようにしている『食事』という行為は、よく考えてみると、奇跡的なことなのかもしれないということです。
この日本は、たくさん美味しいものがあるとても恵まれた国です。
しかし、この頃、特に若い人は、『食』についての関心が少ない傾向にあると思います。
最近は、『フードロス』という、本来は食べられるものが、賞味期限切れなどの理由によって、廃棄されてしまうという、とても深刻で悲しい問題が起きていることも事実としてあります。
しかし、人は、何もしていなくても、食べることができなければ、生きていくことはできません。
『食べることは、生きること。』と言いますが、本当にその通りだなと、しみじみ思います。
『食』という字は、『人を良くする』と、書きます。
気になったので、辞典で『食事』の意味を調べてみたところ、『食事』とは、栄養分を体に取り入れるために、習慣として物を食べること。また、その食べ物。と、書いてありました。
これからは、毎日、なにげなく食べることができていることに、心から感謝して、食事したいと思います。