短編作品「あの子を残して逝くあたし」を書いてみて

みなさん、短編作品

「あの子を残して逝くあたし」を、

読んでいただき誠にありがとうございます。

私が、このmanabyCREATORSに所属してから、初めて短編作品を書きました。

この作品は、私の愛猫スコちゃん目線で書かれたもので、

作中にもある通り、スコちゃんは突然、私(あの子)のもとから去りました。

スコちゃんとの突然の別れに私(あの子)は、

実感や理解が出来ず、スコちゃんが居た時と同じことを1日に何度も繰り返し、

家族や2匹の愛猫に大夫心配されています。

火葬しても、お骨になっても一向に理解できない私(あの子)。

見るに見かねた母から

「お母さんも、スカイ(数年前、悪性黒色腫というガンで亡くなった愛犬。

子供である私や兄でさえ嫉妬してしまうような関係だった子)が亡くなって、

気持ちの整理がつくまで2年かかったよ。

水鈴とスコちゃんも、時間がかかると思う。」

私が、世界一強い女性。どんな時も冷静で笑顔な女性。と、思っていた母でさえ、

2年の年月がかかった。体験したことのある者のみが理解できる世界。

でも、私は正直スタートラインにさえ立ててない。

まず「亡くなった」ということを少しでも分からない限り走り出せない。

だから、自分自身に

「スコちゃんは、もういないんだ!」

を、

分からせるため、なかなか進まないでいる連載ものの作品の筆を置いて、

突発的に書き始めた短編作品、

「あの子を残して逝くあたし」

正直、書いていたら何か感情が芽吹くのではないかと思いましたが、

そう簡単な問題ではなかったです。

作品を書いてる最中も、いつもの場所に手を伸ばし、その度に

「いないんだった・・・。」の繰り返し。

トイレに立つたびに、窓辺を探して部屋をウロウロ。

変な笑顔が張り付き居ないと思うたびに笑顔が出てしまう。

スコちゃんが安心できないのではないか?

虹の橋に行くのを躊躇ってしまうのではないか?

そうは思うものの色々と難しいものがある。

「どうしたものか・・・」

何度も口にした言葉です。

その次に必ず出る言葉が、

「始まりがあれば、終わりがある。

生きてるものの全てに絶対があるとしたらそれは“死”だ。

だから、しゃーない。

1週間も経ってないから・・・ね。」

これを書いてる時点で、1週間は経ってないんです。

心の痛みに鈍感な私だからこそ分かりにくいのかもしれません。

でも、身体はすごく正直で日に日に疲弊していき、

思い通りに動かなくなっていく私の身体。

作品の最後に

「あたしのことを、忘れてもいいからね。

あなたの幸せの足かせにはなりたくない。」

何となくスコちゃんだったら言いそうだな。って。

「忘れること」は、絶対にないよ。

でも、スコちゃんが・・・本当に望んでたら・・・

そういうのもありなのかもしれないね。

まだまだ、実感や理解に時間はかかりそうです。

水鈴は、年間の投稿本数が極端に少ないので、

これを機に頑張りたいと思います。

未発表の作品が20本近くありますので、

どんどん世に放てるように踏ん張っていきましょうぞ!

スコちゃんとあの子が、笑顔になれるその時まで

2023.10.某日

水鈴    

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水鈴

初めまして!水鈴と申します。主に、ライティングをしています。 内容は、動物の事、自分の好きな音楽、病気のことまでマルチに 活動していきます。宜しくお願いします。

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