ネズミの夜食


おなかがすいて仕方ない23時、私はキッチンに行く。

そこには明日の朝ごはんになるであろう6枚切りの食パンがあった。

「食べて食べて」と袋の中のパンが言うので、1枚ぐらいなら怒られないだろうと手に取ってそっと自分の部屋に戻る。

ベッドに戻って食パンを一口、もう一口と食べ進めていく。

甘くておいしい食パン、小腹が満たされる満足感、幸せだ。

そして次の日の朝、わたしはお母さんに言われる

「昨日キッチンにネズミがいたみたいなんだけどしらない?」

ネズミはこう答える

「しらないよ?」

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もえぎ

多趣味でクリエイティブなことが大好き。イラストを通じて自分を好きになりたい。 ゆるっとしたキャラクターイラストやエッセイを投稿したいと考えています。

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