私にとって梅雨から夏にかけてはとても苦手な季節です。特に湿度が高いとぐったりしてしまい、寝込んでしまう事もしばしばです。
しかし、好きな音楽を聴いて気持ちを上げたり反対に気持ちに沿った音楽で落ち着かせたりと、その時々で対処することもあります。
今回は気持ちを上げたい時に聴く最近のお気に入りの楽曲をご紹介します。
Saucy Dog 『poi』
特徴的なギターリフから始まるとAメロ→Bメロ→サビと疾走感に溢れる流れから突然の転調が入り、浮遊感や少しの不穏さを覚えますがそれすらも心地よく、最後の大サビで突き抜ける爽快さが気持ちの良い曲です。
この曲は現在放送中の「烏は主を選ばない」というアニメのオープニング(OP)として知りました。テレビサイズだと転調部分がカットされているため第一印象は軽快なロックという感じで、このアニメの原作が好きな私としては初めて聴いた時はかっこいい!!と思う反面、世界観には正直合っていないように思いました。しかし歌詞を読んでみると主人公の気持ちが反映されていることが分かり、今ではOPから待ち遠しい作品となっています。
MVの作りも面白いのでぜひ一度観てもらいたい曲です。
PENGUIN RESEARCH 『変幻自在』
こちらは「アルスの巨人」というアニメのOPです。アニメは残念ながら未視聴なので分からないのですが、放送開始前の予告でこの曲を聴き、そのたった一度、しかもサビの一部分だけで惹きつけられました。
メロディアスなサビと切なさや悲哀の中にある強さを感じさせる歌詞が特に心に残る曲です。全体を通して聴くとまるで歌うようなベースラインと印象的なピアノが気分を盛り上げてくれる大事な要素だと気付きます。とても繊細なメロディーと歌詞に共感したり勇気づけられたりするので、何度もリピートして聴いている曲です。
キタニタツヤ 『聖者の行進』
キタニタツヤさんと言えばアニメ「呪術廻戦」のOPになった『青のすみか』が有名かもしれません。ですが、私はこの『聖者の行進』の方が好みです。
この曲も「平穏世代の韋駄天達」というアニメのOPとして知りました。アニメのカラフル且つポップでありながらグロテスクな表現を散りばめたOP映像にとてもよく合っていましたが、MVでは非常にダークな世界観が広がっていてより好みの仕上がりになっていました。
タイトルには「聖者」と入っていますが、軽快さの中に感じる毒気が魅力のAメロに悲しみや嘆きを思わせるBメロが続き、そこから一転してヘヴィなサビが展開されます。その重さが心地よくとても好きな曲の1つです。
『気分を上げたい=前向き』ではない
気分を上げたいとは言ってもどの曲も元気で前向きというよりは、悲しみや切なさや迷いを抱えつつ時に傷つきながら前に進むような歌詞が特徴的です。普段は音を重視しているので歌詞にはそこまでこだわりは無いのですが、この3曲は歌詞も含めて私の心に響き、アッパーな曲調が気持ちを上げてくれます。
それでも気持ちが上がらない時やそもそも音楽を聴く気にならない時は無理をしないというのも1つなので、自分の心のメーターとしても活用しています。
今回は偶然にも全てアニメのOPとなりましたが、他にもジャンルに囚われることなくお気に入りの曲がたくさんあります。もちろん気分を上げたい時だけでなく落ち着かせたい時に聴く曲もあるので、また少しずつご紹介できればと思います☺︎