東南アジアの人気料理「フォー」。
今やコンビニでもインスタントでもお手軽に食べることができるようになっている。
皆さんはその本場の味を食べたことがあるだろうか。
実は、日本の池袋にその本場、しかも「門外不出」のフォーを食べられるお店があるのだ。
PHO THIN Tokyo
お店はフォー・ティン・トーキョーという。池袋サンシャイン通りから少しそれたところにある。
”ベトナム・ハノイで絶大な人気を誇るフォーの名店が
このたび日本に初上陸。
現地の人も行列をつくる人気ぶり、
メニューは1種類だけという職人魂。
牛や豚骨をじっくり煮込んだ自慢の極上スープ。
ヘルシーな米麺とほやほやの牛肉、
味の決め手はシャキシャキのネギ、
もうお箸を持つ手が止まりません。
途中から秘伝のチリソースやライムを入れて
味の変化を楽しむのも本場ならでは。
最後の一滴まで飲み干せるやさしい旨味で
お腹もココロも満たされていくことでしょう。
あなたのフォーの常識が、きっとくつがえされるはず!”
上記のHPになぜ日本で門外不出の味が食べられるのかの、熱いストーリーがのっているので是非ご一読願いたい。
メニューはシンプル、「牛肉のフォー」一点のみ。あとは、
・大盛
・パクチー追加
・小葱追加
・牛肉追加
・牛肉なし
を食券機で選んで購入するのみ。食券機からお店の本気度がうかがえる。
実際に訪れる前にメニューは一点のみと知ってはいたけれど、お店の食券機に立つとその本気具合に圧倒された。
早速、食レポをここに綴っていきたいと思う。
食レポ
7月某日。気温は37℃、ほぼベトナムの日本、池袋。
イベントついでに筆者はこの店に足を運んだ。
おしゃれな雰囲気の入り口から地下へ降りていくと、小葱の段ボールが高々と積み上げられているのが目に入った。
「ネギが大量に入っているのか?パクチーが主役だと思っていたがいったい…」
と少々緊張しながらも、食券機で「牛肉のフォー、パクチー追加」を注文し席に着く。
本場の味が食べられることもあり、客層には東南アジアの人も交じっていた。
注文を待つ間、卓上に目をやると、調味料の説明があった。
あっさりしたフォーに自分で味変できるのかと見ていたら、フォーが運ばれてきた。
来た。牛肉のフォーである。見た感じは小葱マシマシパクチー少な目である。牛肉もあまりない。
パクチー好きにはちょっと物足りない、苦手な人にはちょうどいいぐらいのパクチーだった。(パクチーを追加注文しておいてよかったと思った。)
では、まず最初にスープから。
あっさりしている。肉のうまみと塩だけ。たったそれだけ、ゆえに酷暑の中を過ごしてきた筆者に命の水のように感じられスープを飲む手が止まらなくなる。
点滴にして身体にいれたいぐらいのおいしさだ。ラーメンやそうめんを食べてきた筆者の下にシンプルな旨味が伝わる。
お次は麺、若干モチっとしていて軽く火照った体にスルスル入っていく。
冷たいそうめんよりもスルスル食べてしまうことができる。
パクチーとねぎを一緒に食べると、パクチーの風味がさらに食欲をそそる。
「酷暑でぐちゃぐちゃになった体が回復している」
熱々なのに、箸が止まらずどんどん体は元気になっていくのだ。
さて、半分ぐらいたべたところで、筆者は味変をして、しょっぱさと酸っぱさ、辛味を足して東南アジアの「酸っぱくて辛くておいしい」再現してみた。
む、さっぱり旨辛で箸がとまらない。まるでKALDYコーヒーファームに来たようなテンションになる。
わくわくする、フォーを吸い込む機械になり、筆者は一心不乱に食べつづけた。
完食
完食したころには、筆者の魂は日本にいながらベトナムの屋台にあった。
本格的で非常に食べやすいフォーだった。
ちなみにこのフォー、ベトナムハノイにある行列のできるお店の門外不出のメニューである。
なぜ日本でこのフォーを味わえるのかは、下記のサイトからぜひ知ってほしい。
世界のユニークな食文化シリーズは、まだまだ続きます。次回をお楽しみに。