一次創作について

一次創作とは既存のキャラクターや世界観が存在しない形で書く創作物のことである。

始めた理由

“数十年ほど二次創作一筋だった自分が、一次創作をやろうと思った時期は一年ほど前だ。
当時二次創作の人間関係の拗れからXアカウントを停止していた最中だった。
個人サイトを始動させた頃にどうしても眠れずに徹夜した日があり、どうせ眠れなければ、何か自分のためになることをしようと考えた。
そこでリスクヘッジのために、自分だけが楽しめる趣味を見つけることをしようかなと考えついた。その晩は自分のキャラクターを考えることに没頭し、自分だけのキャラが数十年ぶりに生まれた。”

Quoted 数か月前に書いた日記/一部改変

自分が思う一次創作のメリットは現在においても、「交流しなければ他者の介入が少ない」ことだ。二次創作は他者に見られることを前提にしている方が多いため、人間関係の拗れに遭遇する確率がかなり高い。私は二次創作も楽しんでいるが、気分転換の場として一次創作も取り入れていくことにした。

デメリット

私は一次創作では漫画や小説を描かずイラストで設定を練っていくようなゆるいやり方を行っているため、設定構築の大変さは感じたことがない。イラストを描く分であれば設定を作ることが面倒だとはあまり思わないが、二次創作は既に設定が用意されているため創作のハードルとしては低いし注目性も高い。
作品に対する注目度や設定構築の大変さ/他者介入のリスクの低さを天秤にかけた場合、自分は後者を選ぶがこれは人によるかもしれない(承認欲求が高い方は前者を選ぶ可能性はあるし、それを目的にするならば前者の方がメリットは大きい)

メリットなど

二次創作はガイドラインが存在する作品であってもグッズ制作には厳しい傾向があるが(公式・ファン間問わず)、一次創作は自分自身の創作スタンスがガイドラインとなるため、グッズ制作は自由に行える。実際自分もアクリルグッズの業者に依頼したアクリルスタンドを自分用に2枚作ってある。
ストーリーを伴った作品を同人誌即売会の頒布目的で制作している方であれば、実用的なグッズをある程度のロット数で発注している方も結構多い。

上記の意味では一次創作の自由度はかなり高いが、高すぎるゆえにハードルも高い。自分のような緩い運用であっても、一からデザインすることが苦手な方もいるため、やはり一定数の絵を描く方が二次創作に傾くことも無理はないような気はする。

私自身は一次創作で交流することはあまり考えたことはないが、自分自身のキャラ同士を交流させるコミュニティもあるらしい。二次創作と同程度のコミュニケーション能力が要求されると思われることと、他人の介入が出てくるため自分は今のところ手を出す予定はない。

その他のメリットとしては健全作品として設定を構築すれば、他人に見せるハードルが低くなることだと思う(作風にもよるかもしれないため、個人差はありそう)
私は好きな作品の話をしようとして「知らない作品」だと言われることに抵抗があるため、コミュニケーションツールとして描くならば一次創作になると考えている。

結論として注目度を考えればナシだけど、コミュニケーションを排除して行いたいならばアリかな、ということが一年程度オリジナルキャラクターを描いてきて思ったことでした。

  • 2
  • 0
  • 0

bio

お絵描きと個人サイトいじり大好き。インターネット老人会会員。読書好きでちょこっとアニメを観たりします。

作者のページを見る

寄付について

「novalue」は、‟一人ひとりが自分らしく働ける社会”の実現を目指す、
就労継続支援B型事業所manabyCREATORSが運営するWebメディアです。

当メディアの運営は、活動に賛同してくださる寄付者様の協賛によって成り立っており、
広告記事の掲載先をお探しの企業様や寄付者様を随時、募集しております。

寄付についてのご案内