(※ファンアートはありません。)
“その魅力を、昨年完結した日本初の全文訳『赤毛のアン』シリーズ(文春文庫)を手がけ、話題を呼んだ著者が、八つの観点から解説する最新の「赤毛のアン論」。”
Quoted 赤毛のアン論 八つの扉/Amazon.co.jp
アニメ新作に衝撃を受け、気が付いたら本屋で探して買ってました。現役翻訳者本人の解説本なんて買うしかないじゃないか…!(※私は世界名作劇場のアニメ版から入って原作を別訳で二周した人間です)
ちなみに物理本で買うと帯に世界名作劇場版の一場面があります…良いね…。
余暇で一通り読みましたが、めっちゃガチです。むしろ松本さんの翻訳の本編を読んでから読まないといけません(笑)
海外文学だと、翻訳の関係者が関与している作品解説本ってあまりないなというイメージがあります。知らないだけであるのかな…?著名な翻訳者が鬼籍に入っていることも多いからでしょうね、きっと。
アンについて語るとガチになりそうなため語れないんですが、本編は全巻読むとアン・シャーリーの半生、という感じで年をとった人間にはすごい沁みますね…。初めて1巻読んだ時点でアンの養母に年齢が近いくらいですもん。
本書を読んでいたら本編も読みたくなったため、最近は村岡版の第二周目に突入しました。松本さんの訳では発売されていない話もあるためそこから読んでます。幸せ。私がこの作品に触れたきっかけは、世界名作劇場シリーズの他の作品が好きという理由で観始めたからなんですが、原作と併せて何が好きかって言われたらこの作品が一番好きです。少女が主人公の作品として見たら名作劇場で一番かと思います。
アニメもとてもおすすめです。初期のジブリ作品が好きな方にぜひ観て頂きたいです。