不登校 case.1

私には小学1年生の娘がいる

娘は今特別クラスに通っている

HSP気質があってクラスのざわつきや苦手な子がいる空間が合わなくてストレスに感じてしまうからだ

幼稚園の頃からそういった傾向があったのだが小学校に上がって間もなく「行きたくない」と言われた時はどうしよう…と頭を悩ませた

環境の変化に適応できず一週間ほど休んだ時はこのまま不登校になるんじゃないかとフリースクールへの転校も本気で考えたりした

だが担任の先生やスクールカウンセラーの方の協力もあり現在はほぼ休みなく通えるようになった

子供に「行きたくない」と言われた時親はどう感じるか?

おそらくドキッとするのではないだろうか

まずいヤバイ不登校になるんじゃないか…

いろんな心配が頭をかけめぐると思う

「そっかじゃ今日は休もっか」と軽く言ってからなぜ行きたくないのかを少しずつ聞く

子供だからはじめはうまく言葉にできない

でも急かさず話し終わるまでただただ聞く

これだけできっとお母さんは自分の理解者だと認め安心するのではないか

そしておざなりになりがちだが実は子供より深刻なのが親のメンタルだ

学校は行くものだ義務教育を受けさせなければという標準的な考えが親には備わっていると思う

もちろん私もそうだったので休んだ時などは落ち込んだりイライラしたり不安になったりした

でももうそれらに振り回されるのはやめた

行っても行かなくても日々のルーティンを守り気持ちの余裕が持てるようになった

そう思えたのはある先生の言葉がきっかけだった

私は今精神科に通院しているがそこの主治医に言われた言葉だがまさに青天の霹靂だった

「娘さん今何年生なの?」

「一年生です」

「じゃ別に単位取らなくてもいいじゃん高校生じゃあるまいし」

「小中高皆勤賞取ったからってその人たちみんなその後の人生うまくいってる?」

「学校に行くことと幸せになることは全く別問題だからね」

思いもよらない言葉にスーッと心が軽くなった

不登校に対する考え方も180度変わった

                                                                                       

今や不登校と言われている小中高生の数は全国で35万人*に達するという

うちのケースもその中の単なる一例だ

持論と共につづってみたがこれを読んでどこか一ヶ所でもピンときてもらえたら嬉しく思う

厚かましいが私も誰かの役に立ちたくてこの題材を選んだ

もしどこかの誰かに届いたなら私もこの記事を書いた意味を感じ自信にすることができる

(*文部科学省令和5年度調べ)

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chiho

自分の感性に従いエッセイ風になぞらえて気持ちを吐露します

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