
1986年に放送されたアニメ「愛少女ポリアンナ物語」を先日全話観終わった。ネタバレをせずに説明すると、両親を亡くした少女が人間不信の叔母に引き取られることから始まる話である。
どんな説教臭い話か身構えていたが(昔観た再放送か何かの影響かもしれない)、思いの外哲学的な話で引き込まれた。自分が哲学的だな、と思った理由は主人公の「日々の中から良いことを探す」行為。
主人公は「よかった」が口癖であり、日々の些細な良いことを見つけ出す「よかった探し」をすることがポリシーである。
検索すると出てくるように「よかった探し」には負の面もあるが(現実逃避)、「(悪いことだけに拘らず良いことに着目する)ポジティブ思考」という考え自体は精神衛生上良いとされている。そう考えると作品のメインテーマ自体がかなり哲学的だと私は感じた。
自己啓発に関心を持ち、ポジティブ思考になるにはどうしたらいいか?と調べたことがある。諸説あるが、自分が普段行っていること(ルーティン)は以下である。
「よかった探し」をネガティブなニュアンスにならない範囲で実行すると上記の方法にたどり着く。自分はしばらく休んでいたが、2024年の年末あたりから再開した。
閑話休題、「ポリアンナ」に話を戻す。当作品において主人公は様々な困難に遭遇するが、両親の教えを胸に乗り越えていく場面がとても印象的だった。よかった探しだけでは解決できないことは勿論あるが、それでも辛いことを乗り越えていけたことは彼女の行いのおかげだろうと思った。
上記の「説教臭い」という事前の印象、自分の「説教臭い」の基準が「とても悪いことが起こらない上で」だったため、そこまで感じなかった…というか世界名作劇場ってサブスクにある作品を半分くらい観た感じでは概ねこんな感じだった。
次は主人公が虐げられる期間が長すぎると聞く「小公女セーラ」に挑戦してみようと思う。果たして完走できるか…?