アニメのリメイクについて

※現状を踏まえた上で便宜上「原作なし作品のリメイク」「原作があるアニメの二回目以降のアニメ化」をひとくくりにします。

自分が高校生の時に再放送でのめり込んだアニメ(原作なし)のリメイクが今月から開始した。キャラを据え置いた形式ではなく、旧作の世界観設定だけ借りてキャラを一新したものだが、私は別物として見れば十分楽しいと思うし、前作にハマってから数十年経ったこともあり、元々旧作とは区別して楽しむつもりでもあった。

自分の場合キャラ据え置きの方が気になってしまうな…と思ったけども、上記作品の旧作が好きすぎて新作を受け入れられなかった方がキャラ据え置きで再アニメ化した別の作品を楽しんでいることを知り、こういう感覚は人それぞれだな…と実感した。

漫画原作の再アニメ化も最近増えてきているが、個人的には「原作ファンの評判が悪かった旧作」の作品こそ再アニメ化の需要が大きいと考える。
私は原作共々未見だが、数年間週刊誌に連載されていた作品を半年放送で無理やりまとめた結果、原作ファンの評価が総じて悪い漫画原作作品を知っている。(原作の知名度が高く、アニメ版がそういう事態になったことも有名だと思うため、先述の文章だけでピンとくる人もいるかもしれない)原作ファンとしてはリベンジして欲しいところが大きいと推測してるけれども。

自分自身ここ数年で読んだ完結済みの漫画がアニメ化されていることは知っているが、評判的にあまり良くなく原作完結前に作られたと記憶しているため、再アニメ化の需要はあるかも…と考えてみたりする。

上記のような考えであるため、既に存在するアニメ版の評価が安定していて尚且つ原作の最終回分まで作られている場合は、再アニメ化の必要はあまりない気がするという気持ちが正直なところ。
そこでとあるイラストレーターさんの言葉を思い出した。細かい表現は失念したが、大まかにまとめると「リメイクや再アニメ化は当時のコンテンツを知らない世代に作品の良さを伝えるために存在する」という感じだった。(現代に合わせて作り直すことは入口として機能させるため、という意味と推測)要するに作品を伝統にしよう、って話かな。これは大いに納得できる。実際人気など様々な要因でそれを果たすことができない作品はファンの新規流入がかなり限られてしまうからだ。そういう意味ではリメイクや再アニメ化が叶うこと自体旧作に根強いファンがいるということだし、新作をきっかけに旧作を観てくれれば(人や作品によるが)旧作ファンも嬉しい所が大きいと考えている。
(旧作と新作の世代が違いすぎると新規ファンが排除されるみたいなコミュニティも存在するようですが、詳しくないため割愛)

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普段は別名義の個人サイトで二次創作やっているような、いにしえのオタクです。ここは一次創作と雑記置き場です。

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