TRPGの基礎知識

TRPGとは?

 TRPGとは実際に自分でキャラクターを演じながらシナリオを進めていく対話型のゲームです。

 基本的に2人以上で行うもので、進行役とプレイヤーに分かれて遊びます。進行役はシナリオと登場人物を、プレイヤーは自分が動かすキャラクターを用意し、それぞれ会話で状況や行動を描写しながらストーリーを進めていきます。

 TRPGの正式な名称は”テーブルトークロールプレイングゲーム”であり、これは現在のコンピューターゲームの前身となっています。

TRPGを遊ぶ準備

 TRPGを遊ぶ上で以下の4つが必要となります。

  • GMの決定

 TRPGはアナログで遊ぶ関係上、”状況を動かしていく進行役”と”行動の結果を決める判定役”が必要となります。これをGM(ゲームマスター)と呼び、参加者の中から1人以上決めます。GMの決定に逆らうことはゲームを崩壊させてしまうため禁止されています。

  • システムの決定

 TRPGにはシステムと呼ばれるルールが存在し、ルールが記載された物をルールブックと呼びます。基本的にはルールブックを参照して遊び、曖昧な部分をGMの裁量で判定します。
 システムにはいくつもの種類があり、それぞれ世界観が異なります。剣と魔法の王道ファンタジーやSF、ホラーに超能力物など様々な世界観があり、選択するシステムによって変化します。

  • 必要な情報の用意

 TRPGを遊ぶ上で必要な情報は役割によって変わります。GMはシナリオ・登場人物・地図などの補足情報、PL(プレイヤー)はキャラクターが必要となります。GMは多くの用意が必要ですがルール上絶対の権限を持ちます。

  • 物品の用意

 TRPGに必要なものはサイコロ(ダイス)、キャラクター情報などの用紙、ペン、ルールブックの4点が必要となります。それぞれいくつか種類があり、遊ぶシステムにあったものを用意します。

必要なものの入手方法

 TRPGを遊ぶにはいくつか必要なものがあります。それぞれ以下の方法で用意することが可能です。

  • ダイス

 基本的にネット通販やアナログゲーム専門店で購入可能です。
 種類として、2面・4面・6面・8面・10面・12面・20面・100面が存在し(2面のダイスはコイン、又は6面の奇数偶数を使用することが、100面は10面を2つ桁ごとに使用する場合が多いです)、どれをどれだけ使用するかはシステムによって変わります。

  • シナリオ

 自分で作成してもよいですが、システムごとの公式がシナリオ集として販売している場合もあります。
 さらに、有志の方が自作のシナリオをネット上で公開していたり、販売されていることもあります。

  • 情報の用紙

 基本的にはシステムの公式が配布しているため、公式サイトからダウンロード可能です。無い場合は自分で紙に書くなどして用意する必要があります。

  • ルールブック

 ネット通販やアナログゲーム専門店、又は本屋で売っています。
 ルールブックには根本的なルールが記載されている”基本ルールブック”と追加のルールが記載されている”サプリメント”の2つがあります。遊ぶだけであれば基本ルールブックだけで問題なく、慣れてきたらサプリメントを追加するのも良いと思います。

あとがき

 今回はTRPGの基礎的なことについてお話させていただきました。TRPGに興味を持っていただけたら幸いです。

 次回はTRPGに登場する用語についての解説を予定しています。

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6面

ゲームをよくプレイしています。コンピューターとアナログを問わずにプレイしており、コンピューターゲームでは主にアクション・RPG・シミュレーションを好んでいます。アナログゲームではTRPGをよくプレイしており、そちらについて投稿していきたいです。

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