
こんにちは。今回はリサイクルショップで購入した
ジャンクのPlay Station 2(以下、PS2)を自分で修理した話について紹介します
PS2の修理サービスは既に終了しているため、
直すには自分で修理する必要があります。
丁度、PS2の修理に興味があったので、思い切って購入してみました。
・購入したもの
購入したのは、ディスク読み込み不可の「SCPH-90000」という
薄型PS2最終モデルで(電源、AVケーブル付属で3000円)
互換性の問題で動作できるソフトに一部、難がありますが、
電源アダプタが内臓式になっていたり、軽量化が施さていたりなど、
最終モデルだけあって信頼性は高いです。
また、薄型PS2の特徴として、小型かつ軽量であるため、
持ち運びしやすいというのが最大の特徴です。
・動作確認
試しに動作確認してみると、電源が入り、起動は可能らしく、
PS2のUI画面は開ける模様。
しかし、やはりディスクの読み込みはDVD、CD共に不可能。
ディスクを読み込む為の、レンズの挙動がおかしい為、
原因は恐らく、ディスクドライブの経年劣化による物と思われます。
・中身の確認
シールが剝がされていて、前の所有者が分解したような痕跡があり、
嫌な予感がして、PS2の中を開けてみると、
ネジが緩いと思っていたら外装のネジ穴が破損しており、
力いっぱい締めすぎたのか、完全にひび割れていました。
しかし、それ以外は、多少ホコリが詰まっていましたが、
思っていたよりも汚れは少なかったです。
このPS2の状態は、まだマシな方だと思われます。
少し大変ですが、一度、分解して、
しっかりクリーニングを行い、古い内臓電池の交換をしました。
・壊れた部品の交換
レンズ部分が全く動作していなかったので、どうするか悩みましたが、
ディスクドライブのピックアップレンズと、
レンズと基盤を繋いでいるリボンケーブルの2つを交換する事にしました。
これらは、amazon等のネット通販で購入可能です。
なお、新品のレンズは「ショートランド」という静電気防止用のハンダが
盛られているので、忘れずに除去します。(除去しないと動作しない)
・再び動作確認
PS2を元通り組み直してディスクを入れ、いざ電源オン。
すると、無事ディスクが読み込まれ、
PS2以外にもPS1、DVD、音楽CDも読み込む事が出来て、
無事、修理できました。
ここでディスクドライブがうまく動かない場合は、
リボンケーブルが断線してるか、しっかり差し込まれていない可能性が高いです
ディスクの読み込みが不安定な場合はレンズのレーザーの出力調整を行います。
出力調整は非常にデリケートなので慎重に、ほんの少しずつ、
レンズの裏側にある出力調整用のネジを回します。
これでレーザーの出力を強めたり、弱めたり出来ます。
ただし、回し過ぎるとレンズが壊れます。
・今、PS2をプレイするべき理由
・発売から20年以上経過している
PS2は2000年に発売されたので20年以上経過して、
レトロゲームの範囲に入ってきました。
20年以上経過しているという事は、
それだけ状態の良いPS2が出回り難くなってきています。
・互換機が少ない
初代のPS1はPS2、PS3と互換性があり、
まだ選択肢がありますが、PS2に関しては、
初期型PS3のみと、ほぼ互換機が存在しない。
状態の良い初期型PS3を探すのは至難の業なので
実質的にPS2実機で遊ぶ以外、方法がありません。
・タイトル数、名作が多い
PS2はタイトル数が非常に多く、
日本国内で販売された物だけでも
約3000本弱のタイトルが発売されたと言われています。
・まとめ
最近では、現行のゲーム機向けにレトロゲームの復刻が行われたりなど、
されていますが、未だに実機でしかプレイ出来ないタイトルが多く、
まだまだ、PS2で遊ぶ価値はあります。
PS2は、累計1億5000万台以上売り上げた、
史上、最も売れたゲーム機とも言われており、
発売当時、高価であったDVDプレイヤーとしても使用可能だった事も大きく
国内外問わず数多くのユーザーを熱狂の渦に巻き込んだ名機です。
可動品であれば、中古でも高値が付きますが、
今回のようにジャンクの場合は、自分で修理さえ出来れば、
安く入手して、復活させる事が出来ます。
自分で修理した事で、愛着も湧きましたので大事に遊んでいこうと思います。
