Cross Over Is Like #11
SYSTEM COLLABO`s GAME #03
2023年11月 他所の土俵で作ったクロスオーバー作品をご紹介 愛及屋烏
ペルソナ3×ペルソナ4×ペルソナ5
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世界樹の迷宮
ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス
ペルソナQ2 ニュー シネマ ラビリンス
Continuation from last page. 03-2 https://no-value.jp/novel/29647/
ペルソナQ・概要
『ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス』は、 アトラスより2014年6月5日に発売されたニンテンドー3DS用ゲームソフト。略称は「PQ」。
アトラス社のRPG作品「ペルソナシリーズ」の1作品であり、同シリーズの『ペルソナ3』と『ペルソナ4』の登場人物が作品の垣根を越えて一堂に会し、不思議な世界を共に探るクロスオーバーの手法を採っている。
登場キャラクターの外見はチビキャラにデフォルメされている。
システム的には主柱となる部分にアトラス社の別シリーズ作「世界樹の迷宮シリーズ」の要素を採用。マッピングをしながら迷宮を探索するシステムを受け継ぎつつ、従来のペルソナシリーズのシステム「ペルソナ」も採用している。
後述する二人の主人公の一方を「リーダー」※に選ぶ事で序盤の導入部は異なる。途中で二つの物語は合流するが、最終的には異なる展開となる。
※選ばなかった方の主人公がサブリーダーになり、主人公の分身ではなく一個のキャラクターとしての動きをする。その性格は漫画・アニメ版に準拠している。
ペルソナシリーズのクロスオーバーの場合、『ペルソナ3』の主人公が本編ラストにラスボスを封印する為に眠りにつくので時系列のタイミングはメンバーが揃っていて、かつ脱落者がいないタイミングが設定される。シナリオの矛盾を生まない為、元の世界に帰還した時には異界での記憶を失っているパターンが多い。これは続編の『Q2』でも踏襲される。
『ペルソナ3』サイド・序
エリザベスが待つベルベットルームを訪れた主人公はイゴール不在で二人きりになった時、奇妙な既視感を覚える。風邪で寮に臥していた筈なのに「彼」と出逢った。
二人は「彼」と「ある事件」の記憶を辿っていく。
数日前、主人公が通う「月光館学園」文化祭が台風で中止に。仲間たち「特別課外活動部」が残念がっていると、どこからともなく不思議な鐘の音が聞こえる。突然真っ暗になったかと思うと、彼らは全員、ベルベットルームにワープしている。
彼らはベルベットルームごと異変に巻き込まれるが何とか持ちこたえる。
しかし気が付くと、そこは見知らぬ高校の文化祭会場だった。
『ペルソナ4』サイド・序
マーガレットが待つベルベットルームの中で主人公はイゴール不在の中、彼女から近い内「変わった事件に巻き込まれる」と告げられる。
その時会ったこともない筈の「彼」の声が二人の心を揺さぶった。
後日、主人公と仲間たちが結成している「特別捜査隊」が「八十神高校」文化祭を楽しんでいると、時計塔から鐘の音が響き渡る。
八十神高校には時計塔など無いのだが、「鐘の音を最後まで聞くと命を落とす」という物騒な噂があったため主人公達は「シャドウ」の仕業だと身構える。
ペルソナQ2・概要
『ペルソナQ2 ニュー シネマ ラビリンス』は、アトラスより2018年11月29日に発売された、ニンテンドー3DS用ゲームソフト。
略称は「PQ2」。アトラス社のRPG作品「ペルソナシリーズ」の1作品。
『ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス』の続編にあたる。
『ペルソナ3』及び『ペルソナ3P』『ペルソナ4G』『ペルソナ5』の登場人物が作品の垣根を越えて一堂に会し、不思議な世界を共に探るクロスオーバー作品。
登場キャラの外見は、前作のペルソナQと同様にデフォルメ化されたデザインになっている。
システムは前作同様、主柱となる部分にアトラス社の別シリーズ作「世界樹の迷宮シリーズ」の要素を採用。マッピングをしながら迷宮を探索するシステムを受け継ぎつつ、「シャドウ オブ ザ ラビリンス」同様にサブペルソナのシステムを使用可能。
育成したサブペルソナをQRコード変換の上、プレイヤー間で共有する機能があり、ネット環境が整っている現代においては対面の必要のない、間接的な協力プレイが可能となった。
あらすじ
メメントスを探索していたジョーカーら「心の怪盗団」。
ところが、モルガナカーが突如制御不能になり、不思議な空間へ吸い込まれてしまう。
空間の先には見知らぬ敵がうろつく謎の街が広がっていた。
怪盗団はそこを何とか脱出すると、次に辿り着いたのは出口がない不思議な「映画館」であった。
そこで、怪盗団は白い髪に白い帽子、黒と赤のセーラー服の少女・ひかりと、白ずくめの服に黒い髪の女性・ナギに出会い、自分たちが映画の中から出て来たという事実を告げられる。
先程の謎の街の正体は、映画をモチーフにした異世界「映画世界(ラビリンス)」であった。
一同の元には更に、かつて異世界「狭間の地」で出会った善と玲と協力して危機から救った、怪盗団と同じ「ペルソナ」能力を持つ別の集団「特別課外活動部」と「自称特別捜査隊」がやって来る。
こうして、何かに導かれるように出会った、三世代のペルソナ使い達は、出口のない映画館から脱出するために迷宮探索を始める。
ハム子の参戦
ハム子とは何ぞや?
「ハム子」はPS2で発売されたゲーム『ペルソナ3』のPSP移植版『ペルソナ3ポータブル』において新たに追加された女性主人公のファンからの通称。
2024年に発売予定のフルリメイク版『ペルソナ3リロード』はペルソナ3無印のフルリメイクの為、彼女は登場しない。
CVは井上麻里奈。舞台版は声優の阿澄佳奈
公式では「P3P女性主人公」「P3主人公(女)」「P3P主人公(ペルソナQ2での表記)」「P3PW(=P3P女性主人公)」などの表記が使われている。
公式で設定された呼称は存在しないが、発売前の画像で名前が「主人 公子」であった為、「公」の字を分解して自然と「ハム子」の呼び方が定着した。
ファミ通では「月光 ルナ子」とも名づけられたことがあった。
舞台版及び『パズドラ』コラボでは「汐見琴音」と名付けられている(名前はおそらく琴座の捩り)。
『ペルソナ3』の公式設定資料集とは別に出版された、『ペルソナ3ポータブル』の公式ファンブックにおいては、「彼女は彼(キタロー)と等価値でありながら、背中合わせに存在する」と書かれており、テーマカラーや性格などが正反対になるように描かれている。
男性主人公とは違い、後付けで公式からも完全なIFのパラレル的存在であるとされていることやストーリーの設定と矛盾がある等扱いの難しさゆえに客演機会に乏しいが、25周年記念の際にはグッズの題材に選ばれたり、ラブライブ!とのコラボでは彼女の固有ペルソナであるオルフェウスが衣装のモチーフに採用されたりしている。
「どうでもいい」が口癖のアンニュイなキタロー(男性主人公)とは真逆で、「バッチリ!」「がんばろっ!」などの選択肢が多い明るく溌剌とした少女。 一方で毒舌な面もある。
ステータスも置き換えられている部分があり、魅力MAXだと「美しき悪魔」、勇気MAX手前だと「肝っ玉母さん」と評される。
勿論、こちらのルートでも複数人と交際する事が出来、男子小学生もその対象である。
PQ2参戦
前述の様に客演機会が乏しかったが、PQ2ではP3男性主人公とは平行世界から来たという設定でたった一人で参戦。
男性主人公の世界線のSEESメンバーは知っているけど知らない彼らなので、一から交流する事になる。
キーパーソンのひかりに積極的に話しかけており、その光景を見たコミュ障がちの佐倉双葉(P5)からは「スゲー…コミュ力MAXだ」、喜多川祐介(P5)からは「おれたちに不足しがちな陽のパワーを感じる」、などと評されるコミュ力の塊であり、初対面相手にも分け隔てなく友好的に接する為、他作品メンバーともすぐに打ち解けている。
後述
クロスオーバー作品としては二作品で終了したが、SDキャラのペルソナ作品の系譜として2023年11/17にペルソナ5の外伝作品として、戦略要素が強い、シュミレーションRPGのペルソナ5タクティカ(P5T)の発売が決定している。
傑作確定のスーパーマリオRPGのSwitchリメイクと発売日が被っているので色々と悩ましい。初期購入特典に旧作の賊神ペルソナを入手可能なので優先度は高そうだが。
END.