雑記・ゲーム編・その2(第12回) ファイナルファンタジー5

※ ネタバレを含みます。長いため複数回に分割していて、これは12回目です。


前回は地下大河でボスを倒すまででした。今回はその続きからです。

グロシアーナ砂漠

モーグリの案内通り砂漠に入らなければ敵は出ないが、入った時に出てくるザコが危険。カークタースは操れば針千本を習得できて逃げられないというだけだが、サンドクローラーは非常に危険。15000というHPに高い攻撃力、全体を瀕死にするミールストーム(調合でボス特性を付与で防げる)という危険さに加え逃走不可。カエルと小人以外には耐性がないので状態異常がよく効くように思えるが、魔法回避が高いので必中するもの以外は当たりにくい。そしてボス特性持ちなので割合ダメージや一部即死は無効で麻痺やストップはすぐに効果切れになる。よって睡眠で足止めするか石化で倒すのが楽。魔法剣ブレイクなら少し時間はかかるが当たれば石化できるので最適な攻略法だと思われる。特にGBA版以降の図鑑登録には撃破が必須なうえここ以外では出ないので(1文字違いの色違いが後に砂漠に出るので混同しやすい)、この戦法は重宝するだろう。自分はSFC版では大人しく森や平地を歩いてた。

うかつに突っ込むとこうなるぞ!……実際現実で備えなしに砂漠に行っても(原因こそ違えど)こうなりそうだが。

モーグリの村

案内された場所に着くとそこはモーグリたちの村。しかし事情を説明してないのかモーグリたちは逃げてしまう。先ほど救助したモーグリを見つけて話すと宝のある木のうろへ招き入れてくれる。モーグリはドアとカギを作れるレベルで器用かつ頭がいいようだ。ここのアイテムで特筆するものはダンシングダガー。外に出るとモーグリがたくさんうろついている。しばらく待つとさっきのモーグリが出てきて会話することで先に進めるが、他の木のうろでサブイベントをこなせばエルフのマントが手に入る。ここまですべて入手しててもこれで3つで、これ以上欲しければ終盤のレア盗みだよりなのでしっかり取っておく。その内容はモーグリのぬいぐるみを着こんでマントを持っているモーグリに貢がせる(悪意ある誇張)というものである。そもそもなぜモーグリの村にモーグリの等身大ぬいぐるみがポツンと一つだけあって、あまつさえ着込めるのか?そして見ただけでハートマークを出して宝箱のカギを外させるという対モーグリ特効みたいな魔性っぽさは一体どういうことなのか?サイズが大丈夫なのかという点は、他の作品で見る限り人間より小柄だが、モーグリの設定・デザインは作品ごとに変わるのでその辺は無視できるだろうが……。でも普通に考えたらモーグリが使うものだろう。それなら、ナンパ用の秘密兵器か何かだろうか……?

モーグリ(ざっくりイメージ)。FF5のモーグリは飛ぶシーンはないので翼は飾りかもしれない。

クルルが飛竜を飛ばして迎えに来てくれるのだが、その理由はクルルの友達のモーグリがテレパシーでモーグリの村のモーグリと話して知ったからである。わざわざモーグリに捜索を頼んでいたとは思えないので、救助したモーグリが気を利かせて人里に住む変わり者(推定)のモーグリに連絡を取ってみたら、それがたまたまクルルの友達だったということなのだろう。他に人里に住むモーグリはいなかったと思うし。そして飛竜がもう飛べないのを一度だけ頑張って飛ぶ、みたいなイベントがあるのだがなぜそんな状態なのかを考えると、ガラフがそんな瀕死の飛竜でバッツたちを助けに突撃したというのは非情すぎる(うえにそんなの軍に持ってきても意味ない)のでナシにすれば、つまりその後に飛ぶのが辛いほどの傷を負ったということになる。先に戻っていろを無視してバリアに弾かれてケガをしたのか、撤退中にエクスデス軍の追撃を受けてケガをしたのかのいずれかだと思う。あとその場にいた兵士が「モーグリの村…とおいですね。」と所在地を知っているようなセリフを言うのだが、モーグリって臆病な生き物なのでその村を一介の兵士が知っているのは変な気がする。可能性としては兵士の実家がルゴルの村で帰省した時に遠目でモーグリを見つけていたので推測したとか、過去にグロシアーナ方面への派兵がありそこに参加して同じく遠目で目撃……などかな?ガラフはモーグリの見た目を知っていたので過去に見たことがあったか、詳しい姿の載っている図鑑か何かを読んだことはあったのだろう。そのガラフの孫のいる城の兵士なのだから書物で知った可能性もある。そして書物に目撃例のあった場所が載っていてそれがグロシアーナならこの発言もありえなくはないかも。そして飛んでいるクルルが詳細な位置を見つけられない時に、友だちのモーグリが鼻のところと言って森にさっきまでは見えなかったモーグリの顔の形の模様が浮かび上がるシーンがあるのだが、わざわざ顔のイメージを伝えてそれの鼻のところと伝えるより、どこか一点だけ消したほうが分かりやすいと思う。つまりテレパシーできるのは無加工の映像か言葉くらいなのではないかと思った。つまりモーグリの目にはモーグリの顔模様が浮かぶように見えている、ということになる。でなければ、共同でテレパシーを伝えているようなフシがあるので共通のイメージを持たせやすいお互いの顔を使っているのかもしれない。

バル城

バル城に着くとガラフが王様で、エクスデスに大きな動きは見られないが、こちらの軍勢はほぼ全滅してしまったなどの情報がわかる。この時兵士たちの前でバッツはガラフにタメ口をきいてるわけだが、兵士たちの反発を買わなかっただろうか?まあ身分的にはともかくここまで一緒に旅をしていて助けられ、この時点では判明してないがかつての戦友の息子である。後で何かしら言い含めた可能性もあるだろう。実際報告に来た兵士がいなくなった後に「(前略)よびすては、まずいか…ガラフ王とでもよばなきゃな…」というバッツのセリフに「わしは、バル国の王である前に、おぬしらの仲間じゃ!わしを呼ぶときは…」と前と同じように呼ぶことを頼んでいる。でもお前王のほうが先だろ、と突っ込みたくなるがそれだけこれまでの旅で仲良くなったということなのだろう。

そしてバル城内を探索できるようになるのだが、いろいろ情報やお宝がある。バル軍を全滅させたのはギルガメッシュだとか、クルルの両親は彼女が赤ん坊のころに飛竜(恐らく別個体)を助けるためにグロシアーナ砂漠で行方不明になったなど。お宝はテレポや「てんしのはくい」「ラミアのたてごと」「グレートソード」が入手できる。店の品ぞろえはルゴルの村のものに「ガントレット」が追加されただけ。正直使わない。ここで最も稼げるのは地下二階に出るザコ「せきぞう」である。高い攻撃力とブレイク(MP的に1回だけ)でこちらを葬り去ろうとしてくるが、レベルが5の倍数なうえ石系種族なのでレベル5デスや金の針で確殺できる。なぜか雷属性が弱点で、バーサク・暗闇・スロウ・沈黙が有効。取得ABPが4または8と高く、一体あたりの落とす金額が金の針の購入額の三倍強。ただし経験値は控えめ。最大のメリットは盗めるアイテムにあり、通常枠がハイポーションなのはちょっとありがたい程度だが、レア枠の「ツインランサー」が強力。この時点では最高の攻撃力でたたかうが二回攻撃になるという強みは防御力の高い敵以外には非常に有効。二刀流があれば乱れうちがなくとも四回攻撃が可能。ただしその二回攻撃のせいか、ハードごとに違うバグを引き起こしている。旧スマホ版より前ではたたかうを二回攻撃という技に置き換える仕様のため、戦うに対するカウンターを受けない代わり狙うの効果が出なかったり、二刀流したときに違う特殊武器と組み合わせると主に左手側が正常に動作しなかったりする。悪用すれば不要な特殊行動を使わせない事ができる(主に「チキンナイフ」のとんずら)。GBA版では追加物理攻撃アビリティ使用時の演出にバグがあり、特定の装備をしているとフリーズする。旧スマホ版では長かった演出が変更され、狙うが正常になり剣の舞などの特殊行動でも(乱れうち以外では)二回攻撃が働くようになった。ツインランサーでのカウンターも2回出るようになったが、敵もツインランサーに2回カウンターをするようになった。右手にダンシングダガーで剣の舞が3回攻撃になるバグがある。PR版では過去に多くのバグがあったが修正された。ジャンプで二倍化攻撃が可能だった槍としての特性も削除されている。なおこの武器の元ネタは昔の超電磁なロボットアニメだと思われる。過去作等でもロボ物のネタがあるあたり、FFの開発陣にはロボ好きがいたんだろう。最近のFFはプレイしてないからそのあたりの開発陣については知らんが。

ツインランサーは真ん中を持って回転させて攻撃する。ちょっとミスると自分がケガしそうだし、回し続けるのも大変だし、よほどの切れ味がないと回して攻撃するのって成り立たないような気がする……とリアルに考えるとツッコミどころのある武器。ロマンはあるんだが……。

城のてっぺんにいるクルルと話すと話が進み、飛竜の治療に必要な飛竜草を取りに向かう事になるが、城を出ると戻れなくなるので必要なだけ稼ぎと買い物を済ませておくこと。もっともほとんどのものは次の町でも買えるので、できなくなるのは石像稼ぎ位だが。城を出ると「アブダクター」と戦闘になる。ボス用のBGMではあるが前回のものとの差は色違いで能力値が変化しているだけだったような……いや、確認したら吸血が増えてるな。盗める物も違うが、結局レア枠のものが次の町で買えることは変わらない。耐性もほとんどない。3体が襲ってきたように見えるのに1体しかいないと拍子抜け具合がひどい。一応ハリケーンにだけ注意。

次回は周辺の探索から……


脚注・考察

※1 モーグリのサイズ……FF6では仲間になるモーグリがいて身長の設定も存在する。120cm台とドラえもんサイズ……厳密にはモーグリは前半でドラえもんは後半だったと思うが。他の3D作品で見ても子供サイズ以下。

※2 てんしのはくい……防御力はこの時点のローブ程度だが、魔法回避+25%と体力+5(装備では最大HPは変動しないがリジェネ・猛毒の効果が強くなる)、さらに毒属性と猛毒状態を無効化する。ただしマップの罠による猛毒は防げない。薬師・すっぴん・一部隠しジョブが装備可能。毒属性への耐性防具は他は呪い防具しかないので貴重。魔法回避も全防具中トップなので強力。

※3 ラミアのたてごと……武器屋のカウンターの内側へ行くとミニイベント後に貰える。割合ダメージ+混乱なので使い方に気を付ける必要がある。

※4 グレートソード……堀の中の一番奥の隅に落っこちている。錆びてはいない。二つ先の町の店で買える物なので、この時点では攻撃力がけっこう高いので便利。最も初見では気づきにくい(自分も気づかなかった)。

※5 ロボネタ……FF3のダブルトマホーク(チェーンジ・ドラゴン!)・ダブルハーケン(ダイザー、ゴー!)や、今作のロケットパンチ(元祖スーパーロボット)、FF6のアルテマウェポン(見た目がビームサーベル)など。

資料

記憶があやふやな点、未プレイのハードでの内容などの部分を書くのに次のサイトを参考にしてます。(アドレスは頭のh抜いてます。)

・ファイナルファンタジー用語辞典 Wiki(ttps://wikiwiki.jp/ffdic/)

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移り気な人

その名の如く趣味の対象が安定せず、新しい事を始めても長続きしにくいです。投稿は長続きさせたい…… 趣味:web閲覧・読書・ゲーム・アニメ……要するに『お話』を見る事 現在のマイブーム:スパロボ系(PS2、PSP、vitaのソフトのみ所持)

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