あまり原作に触れていません。基本TRPG設定です。
深きもの
下級の奉仕種族です。ディープワンともいいます。
カエルのような体に魚のような顔をしており、全身は青みがかった緑色、腹部だけ白っぽく、盛り上がった背中には鱗があり、吐き気を催すような魚臭い臭いを漂わせている。
身体能力は人間より高く、腕力もある。
海中にいることが多いが、水陸両生の種族で地上では歩き方がぎこちなくなる個体もいるが、活動する分には何の問題もない。
主として偉大なるクトゥルフ、更に父なるダゴン、母なるハイドラを崇拝している「ダゴン秘密教団」なる秘密結社を結成し、生贄を捧げている。
深きものはけろけろという声で鳴くが、身振り手振りでコミュニケーションをとることが多い。知性は人間並みにあり、人の言葉と古代ルルイエ語を扱う事ができる。
深い海の底で生活し、信じがたいほど冷酷で、寿命というものがなく、外的要因(事故や殺害)からでしか死ぬことがない。また、飢餓状態になると小型化する。
人間と交配することが可能で、混血児は生後まもなくは人間と変わりない外見だが、二十歳をすぎた辺りから魚のような特徴が現れ始め(いわゆるインスマス面)、先祖やクトゥルフの出すテレパシーを受信しルルイエの夢を見るようになると、それまで人間として生活していたとしても、精神まで深きものになってしまう。その変貌は深きものと人間の混血児として生まれた者、あるいは遠い先祖に深きものが居るだけでも変異を免れることはできない。イルカとも交配できる。
TRPGにおいてはクトゥルフ関連の教団を出すときに出しやすい所や戦闘に入っても探索者によってはギリ勝てる程度の神話生物というのもあってかなり扱いやすい方の神話生物です。STRを4D6、SIZを3D6+6で決めるので攻撃があたるとかなり痛いですが…。
また、混血種もいるのでほんと扱いやすいなと思います。
ちなみにダゴン秘密教団は信仰の度合いに応じて以下の三つの誓いを立てるのですが。
教団に危害を加えぬこと。
教団の計画に対して金銭や労働力の提供を行うこと。
深きものの連れ合いを作り子供をもうけること。
なんですけどこれ3つ目嫌すぎないです???深きもののAPPは1D6で決めるのですけど見た目醜悪な上めちゃくちゃ臭いのと子を作らないといけない時点で絶対入りたくない教団ですよね…。
深きものを視認した時のSAN減少は0/1D6です。
淵みに棲むもの
上級の奉仕種族です。
楕円形の胴体に付属肢のような8本の太い腕が突き出ており、そのうち6本の先端にはヒレのようなものが付いており、残りの2本は触手のような見た目をしている。
水かきのある4本の足が胴体の下部に付いている。
さらに頭部は胴体に直接ついており楕円形で目がなく代わりにスポンジのような丸い器官が中央についており、そして何か恐ろしいクモの巣のようなもので覆われていた。
その下には口と思われる切れ込みが頭部の半周にわたって開いており、その両側に触手のような付属肢が生えている。頭部の近くに2本の脚があり、地を這うのに使う。
淵みに棲むものは深きものと同様水陸両生の神話生物です。
クトゥルフ、ダゴン、ハイドラ、ユトグダ、ゾス=オムモグに奉仕しており、深きものよりも大きく力があります。
主に海中にある都市に棲んでおり(大きな湖に棲んでいる事もある)、時々水から上がって、行く先々で周りのものを破壊します。
TRPGにおいてはクトゥルフ関連での出番が主だと思いますが、なかなか見かけない神話生物です。原作でも出番ほぼなしの神話生物なのでかなり短く…。
上級の奉仕種族なので結構強いです。STRとCONを4D6+6で決めたりSIZを2D6+16で決めたりします。DEXも2D6+6で決めます。人間と変わらないですが+6で最低値は保障されてるので遅い探索者にはきついと思います。
淵みに棲むものを視認した時のSAN減少は0/1D8です。
クトゥルフ
皆さんご存知名前になっている旧支配者です。
クトゥルフの他にもクトゥルー、クルウルウ等とも呼ばれています(神話生物、特に神格は発音揺れが多い、けどそもそも人間には正確な発音で名前を呼ぶことができない)。
全体的に類人的で頭部はタコに似ており、イカのような触腕を無数に生やした顔、手足には巨大なかぎ爪が生えており、背中にはコウモリのような翼が生えている。全身はぬらぬらした鱗に覆われ、ゴムのようにブヨブヨしている。これはクトゥルフの姿として有名なものであるが、クトゥルフは自由に姿を変えれる伸縮自在の存在である。
クトゥルフとその眷属らは遥か昔の地球に飛来し、当時地球を支配していた、古のものと地球の覇権をかけ争い最終的には、分割統治認めさせ、眠りにつくその時までクトゥルフの支配は続いていた。
現在の太平洋付近に隆起した大陸にルルイエを初めとした石造都市を建造した。
やがて、星の位置の変化によってクトゥルフは死の眠りにつき、その後続けて起こった地殻変動でルルイエごと海に沈むことになった。現在はルルイエで夢を見ながら復活のその時を待っている。
クトゥルフは強いテレパシー能力を持っており眠ったままその夢を人間に送り込むことがある。この思念波の大体は海水に阻まれている。がなおも届くことがあり届いた者は狂気に陥ったり旧支配者信仰に至る。
また、ルルイエは数百年に一度、地殻変動によって、海面に姿を表すことがある。
この時期クトゥルフの眠りは浅くなり、放っている強力な精神波が感受性の強い人間に悪影響を与え世界中で狂気じみた事件を起こさせます。
また、強大な魔術を使うことができ、現在、様々な場所で封印されて眠っている旧支配者が死ぬこともなく静かに眠り、力を蓄えることができているのはこのクトゥルフの用いた魔術のお陰であると言われています。
いつの日か、星の位置が再び巡った時、ルルイエは完全に地上に姿を表し、クトゥルフと眷属は地球を再び支配すると言われている。
クトゥルフ、というか一部を除いた神格はとにかくシナリオには出しづらいのですがクトゥルフは地球上でもっとも崇拝されている旧支配者だとされており、眷属も複数いるのでクトゥルフ本人は出せなくともクトゥルフと絡めたシナリオはかなり多いです。名前だけ出るなんてことも多いです。
また、ハスターというこれまただいぶメジャーな神格と仲が悪いなんて話もありそこを絡めてハスターの崇拝者とクトゥルフの崇拝者の抗争に探索者が巻き込まれて…なんていうシナリオも作りやすいです。
家族も多いので
神格なので能力値が決まっているのですがその能力値はSTR140、CON110、POW42、DEX21、SIZ210と神格なので流石といった感じです。
クトゥルフを視認した時のSAN減少は1D10/100です。
あとがき
淵みに棲むものはほんと見た目を説明するのが難しすぎる…。マレモンにのっている粘土板に描いている淵みに棲むものと思われるものがほんとよくわからない感じに描かれているから本当によくわからない見た目してるんだろうなって感じがします。
クトゥルフのTRPGオリジナル教団の銀の黄昏教団の名前がすごい好きです。やってることはやっぱりやばいですけど。