ゲームの紹介:Dragon’s Dogma 2

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こんにちは。今回は、2024年3月22日に発売された 、

ゲーム「Dragon’s Dogma 2」について紹介したいと思います。

(筆者はPS5にてトロコン済みです)

Dragon’s Dogma 2とは?

「Dragon’s Dogma 2」とは、2012年5月24日にPS3/Xbox 360向けに、

CAPCOMよりリリースされた前作「Dragon’s Dogma」の第2作となる作品で、

現在でも根強い支持を得ている、

オープンワールドアクションRPGのゲームです。

前作がリリースされた2012年当時は、

まだ国産のオープンワールドアクションRPG自体が少なめで、

また、海外産も含めたアクションオープンワールド作品のバトルは、

現在と比べるとシンプルで、あっさりした内容の物がほとんどでした。

「Dragon’s Dogma」はそうした状況へ果敢に切り込み、

決して良作では無かったものの、光る物がある意欲作として注目を集めます。

そして、約10年ぶりとなる本作品は、

PS5/Xbox Series X|Sの次世代機向けにリリースされ、

今や、アクション性の高いオープンワールド作品は増え、

名作と呼ばれる作品も多数存在する中、

「Dragon’s Dogma 2」はどんな興奮を与えてくれるのか楽しみでした。

ゲーム内容

良い点

ストーリー部分

ストーリーは前作とほぼ同じで、

ドラゴンに心臓を奪われ、心臓を取り戻す冒険に出ざるを得ない状態となり

ポーン(従者)と出会い、ドラゴンを探す旅をするという内容です。

とはいえ、その後の展開は前作より、かなり改善されている。

前作は正直な所、意味不明な展開であったが、

話の導入部分が分かりやすくなっており、敵もはっきりとしている。

使い古された王道ではあるかもしれないが、悪い作りではない。

キャラメイクについて

このゲームは、最初にプレイヤーキャラと、

プレイヤーの相棒となるメインポーンのキャラメイクを行いますが、

前作と比較すると、グラフィックを一新した事もあり、大幅に進化しています。

自由度も高く、顔はもちろん、体形までも自由自在に設定する事ができます。

X(旧ツイッター)などのSNSで検索をかけると、

シンプルにカッコいい、あるいは可愛いキャラの画像が

上げられていたりもすれば、有名人に似せて作ったと思われる

キャラの画像も数多く上げられており、今作の凄さが分かると思います。

ポーンについて

「Dragon’s Dogma 2」では覚者(プレイヤー)と常に行動を共にする、

「ポーン」と呼ばれる仲間たちが居ます。

覚者(プレイヤー)と、プレイヤーが作った「メインポーン」と、

他のプレイヤーが作った「サポートポーン」2人の

4人パーティを組むことが出来ます。

ポーンたちはAIによる独自の判断に基づいて動きますが、

ただ戦うだけでなく、バトルにおいては鼓舞する声を上げたり、

自身の行動を口頭でも伝えるなど、一体感を覚える台詞を頻繁に飛ばします。

また探索中も、言動で冒険をサポートしたり、

未知の発見に驚きを魅せたりと、

一人旅では味わえない豊かな反応を楽しませてくれます。

バトル部分

前作の時点でバトルは中々良い作りであったが、

前作よりもさらに磨きをかけ、洗練されたものになっている。

「モンハン」のアクションを若干RPG寄りにしたような作りのイメージ。

キャラクターの動きは、僅かにもっさりする感じがする。

少なくとも、サクサクコンボを叩き込んで、

ステップや、回避行動がビュンビュン出来る、という作りではない。

ジョブもいくつかあり(10個くらい)それぞれにジョブレベルがあり、

固有のスキルなどもあるので、その点も楽しみ方の一つとなる。

スキルはそこまで多いわけでは無いものの、

個々のスキル強化も考えれば十分な量だと思います。

大型モンスターへのしがみつきも、

前作よりモーションが増えており戦っていて楽しい。

フィールドの環境を利用した戦闘もできるので、飽きにくい作りでしょう。

悪い点

ワールド(広さ、世界観)

昨今、広大なフィールドのゲームが多いことを考えると、

狭いと言わざるを得ない。ただ、

マップの密度や見栄えの良さ、採取ポイント、

ポーンとの会話などを考慮すればプレイ中に手狭な感じはしない

しかし、移動に関してはイライラするかもしれない。

まず、「ファストトラベル」という遠くのロケーションに

瞬時にワープする事ができる、オープンワールドゲームにおいて

必要不可欠な機能が制限されており、「刹那の飛石」というアイテムが必要です

しかも、この「刹那の飛石」は、消費アイテムかつ、高額なアイテムである為

気軽に使用する事が出来ない。

(これはプレイ時間を引き伸ばす為なのだろうか…?)

「牛車」という簡易的なファストトラベル手段もあるが、

途中で敵と遭遇する可能性が高い為、快適とは言い難い。

結局、徒歩で移動せざるおえない状況となり、敵との遭遇率もそこそこ高い為

隣村に移動するだけで割と時間がかかる。

これが楽しいと思えれば良いが、人によってはキツイかもしれない。

フレームレート問題

各プラットフォームへの最適化が不十分であり、

フレームレートが高いとは言えず、満足なゲーム体験が損なわれたり、

人によっては3D酔いに繋がります。

ただし、今後のアップデートでパフォーマンスの改善が図られる予定なので、

この点は、今後の対応に注目しておきましょう。

セーブデータが一つしか保持出来ない、宿代が高い

このゲームは、オートセーブのみで、手動セーブが出来ず、

セーブデータが一つしか保持出来ません。

宿屋に泊まるとセーブされる仕様ですが、

うっかり泊まる事を怠ると、

ゲームオーバーや、予期せぬ事態が発生した時に、

データが大幅にロールバックされる可能性があります。

また、前作と比べると宿屋の値段が非常に高く、

一番最初の宿屋ですら1500Gほどかかる割に

前作よりも資金が稼ぎにくいので序盤は非常に苦しい。

ただ、今作ではキャンプで減少したHPを回復する事ができ、

無料なので、それに気付くかどうかで

序盤の難易度が変わりそうです。

全く不要な「竜憑き」システム

本作における最悪の欠陥システム。

「竜憑き」とはポーンが稀に感染する病気の事で、

感染すると目が赤くなり、強気な言動を言うようになり、

戦闘能力が向上します。ただし、この状態で放置していると、

しばらくゲーム内日数が経過した際に末期になります。

末期になった際に宿屋で休息を行うと「竜憑き」のポーンによって

「滞在している街の住民が全滅させられる」というイベントが発生します。

もちろん、クエストが進行不能になり、店も利用不可になります。

しかも、宿屋での休息したタイミングで発生する為、

確実に宿屋セーブも潰され、完全にやり直しが出来ない状態にされます。

一応、この竜憑きイベント発生前であれば、対策は可能ではあるが、

その対策法が、自分のポーンを海に投げ入れる事しか

方法がないのはどうかと思う(ロストすると竜憑きは治る)

まとめ

王道ファンタジーアクションRPGとしての完成度は高いものの、

厳しい制限のあるファストトラベルや、重量制限。

倉庫にアクセスできる街の少なさ、

セーブデータが1つしか作成出来ない、UI全般が使いにくかったりなど

明確な不便さがあり、こうした利便性の低さと「竜憑き」が合わさり、

本作に対する低評価レビューの多さに繋がったものと思われます。

それでも、このゲームにしかない良さは確実にあり、

非常に尖った作品なので、刺さる人には刺さる。

刺さらない人には刺さらない。そういうゲームです。

前述した、利便性の低さを許容出来るなら、

プレイしてみても悪くないゲームでしょう。

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Nick Pandarl

どうも、こんにちは。 ゲームとプラモデルが好きです! 文章を書くことが苦手で、 うまく記事で伝えられないかも知れませんが、 よろしくおねがいします!

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