あまり原作に触れていません。基本TRPG設定です。
アドゥムブラリ
下級の独立種族です。
アドゥムブラリは二次元の種族であり、影のような存在で、深淵の次元に潜んでいます。
水平方向にしか移動できず、自分自身の次元でも垂直方向には移動できません。
しかし種族の中には、瞬間移動の能力を持ち、他の場所に行くことができるものもいます。
狂暴で無慈悲な性格で犠牲者を食べる前に狩りを楽しみなぶることに喜びを見いだし、そして最後には触手をのばし体液をすべて吸い取ってしまいます。
この、アドゥムブラリの存在は、捜し求めるもの(後述)と共にイステの歌という魔導書に記されています。
- 捜し求めるもの(シーカー)
捜し求めるものはアドゥムブラリによって生み出された奉仕種族です。
アドゥムブラリのため、次元移動能力を使ってアドゥムブラリに食事を提供しています。
その際、移動した先の次元の種族に溶けこんでいます。
アドゥムブラリを視認して減少するSANは0/1d6です。
2次元の住人という結構おもしろそうな設定かつ、利己的に餌を求め餌をなぶって楽しむという動かしやすい動機も持っている…があまり見掛けない。
シーカーも移動先の住人に溶け込むという性質を持っているのだからもっと使われそうなもんだけどあまり見ない。
スグルオの住人
下級の独立種族です。
スグルオ湾という遠い宇宙にいる音で構成された実体のないクリーチャーで、妙にやせて背が高く、大きい目には瞳がなく、皮膚はざらざらした細かい青いうろこで覆われた、ぼんやりした形の爬虫類然とした見た目をしています。しかし、実際には知性しか存在しない生きている音なのです。
スグルオの住人は遠くへ通信を精神的に送ることができ、この通信を人間は夢の中で受け取ります。
翻訳機を使って自分たちの宇宙の外へ出て地球にきます。しかし、翻訳機は行き先の世界で作動しなければ移動できないので、翻訳機を作らせます。
翻訳機の作り方はグラーキの黙示録第9巻に記載されています。
この翻訳機の作り方は、通信を受信して書かれた物です。
スグルオの住人はトルネンブラを崇拝しています。
スグルオの住人を聞いて減少するSANは0/1d2。
姿を見て減少するSANは0/1d4です。
トルネンブラ関連でわりと都合いい感じに使える神話生物。
トルネンブラ
外なる神です。
実体のない常軌を逸した恐ろし気な音楽として顕現します。
耳をふさいだり耳栓をする程度では効果を成さず、耳が聞こえなくても防御ができません。
アザトースの宮廷に棲む外なる神、トルネンブラ自身が楽器となり音楽を奏でています。
天才音楽家が狂う原因はトルネンブラのせいと考えられており、良い人材を見つけたならば直接その音楽家の頭に歌いかけ、その歌に魅了された者が音楽の力を手に入れる代わりに狂気に陥っていきます。
最終的にアザトースの宮廷に連れ去られ、永遠に音楽を奏で続けることになります。
連れ去る時は大抵、魂だけを抜き取り、地球上に残るのは音楽を奏でる抜け殻だけになります。
トルネンブラを崇拝している者は少なく、彼自身が選んだ天才的な才能を持つ音楽家に限られた音楽家だけがトルネンブラを崇拝しています。
トルネンブラの音楽を聞いたり、その存在を経験したりした者が減少するSANは1/2d20です。
音楽を聞いた人間を暴力行為に駆り立てたり、死者を一時的に動かしたりとか、わりとシナリオに絡めやすいなと思う。
シナリオ映えする印象。
音楽が絡む存在だからか、既存神話の音楽関連神様と絡められたりしてるし肉付けもしやすいんじゃないかとおもったり。
あとがき
音楽が絡むシナリオにとても良いトルネンブラとスクルドの住人…。(なおあまり会っていない)
音楽系シナリオそれなりにあるけど、自分らでやるには短編しか触れられないのが悲しい。
有名どころで誰がロックを殺すのかとかあるけど6時間以上は触れないという。。。